教員紹介

桑島道夫

KUWAJIMA, Michio

言語文科学科日本 アジア言語文化コース 教授adress


1997年3月 東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学


1993年3月 学術修士(広島大学)

  • 中国語 I-a(共通教育)
  • 中国文学史 II(人文社会科学部)
  • 中国言語文化基礎講読 II (人文社会科学部)
  • 中国近現代文芸思潮研究(大学院人文社会科学研究科)


中国近現代文学・日中比較文学文化 (Modern Chinese Literature)

  • 葛西善蔵と郁達夫-「哀しき父」「子をつれて」と「蔦蘿行」の比較を中心として- 単著 『アジア遊学』第13号 勉誠出版 2000年
  • 『上海ベイビー』私論 単著 『アジア遊学』第62号  勉誠出版 2004年
  • 「規範」からの離脱-中国同時代作家たちの探索- 共著 山川出版社 2006年
  • 編集:上海モダン 『アジア遊学』第62号 勉誠出版 2004年
  • 翻訳:上海ベイビー 文春文庫 2001年
  • 翻訳:雲上的少女 文藝春秋 2006年

  • 東方学会
  • 日本中国学会
  • 中国文芸研究会
  • 中国中世文学会

  • 静岡県立大学非常勤講師(1998-1999)
  • 国際交流基金「アジア理解講座」講師(2004年度第2期)
  • 静岡福祉大学非常勤講師(2005)
  • 日本大学公開講座講師(2005年度秋期)


中国人日本留学生によって結成され、1920年代の中国文壇に一時代を画した創造社、とりわけ郁達夫という作家を日本の文芸思潮との関わりのなかで研究してきました。「葛西善蔵と郁達夫-『哀しき父』『子をつれて』と『蔦蘿行』の比較を中心として-」は、「私小説」という、独自の成熟を見せた日本の文学的制度が、中国近代文学草創期においてどのように交差したかを、大正文壇の代表的私小説作家と比較しながら論じたものです。
最近は、1930年代上海のモダニズムにも関心を持っており、文学テクストを映画や音楽・ファッションといった都市文化と関連づけながら研究してゆきたいと考えています。責任編集した『アジア遊学』第62号は、そうした関心の一端です。また、現代中国の若手作家の翻訳・紹介にも力を入れています。共著『「規範」からの離脱』の第9章「『新人類』作家の登場-『身体で書く』女性作家、衛慧、棉棉、そして木子美-」は、奔放な性体験やドラッグ体験等々を題材にして書く女性作家たち(近年、中国文壇に続々と登場し、「社会現象」ともなりました)における、不特定多数の「身体」を疎外化するまなざしによって揺らぐ「自己」を論じたものです。