就職・進学について

厳しい時代にも堅調な就職動向

 静岡大学人文社会科学部への企業の求人情報は、毎年多く来ています。静岡県は長年にわたって全国10位程度の産業・企業の集積地であるため、地元企業からの求人が多く、また首都圏や中部圏、近畿圏にも近いため、大都市からの求人も多くなっています。その結果、卒業生は諸方面に堅調な就職実績をあげています。
 他方、他学部と比べても公務員志望者が多く、毎年多くの学生が各種公務員に採用されています。

人文社会科学部の就職への取り組み

 静岡大学全体として、就職支援のための情報提供を、大学ホームページから行っています。そしてこれに加えて、人文社会科学部では、独自のさまざまな取り組みを行ってきています。
 学部独自の就職情報の拠点となる「キャリア支援室」を開設し、学部に直接届いている求人情報の提供等を行っているほか、希望する学生への、相談員による個別の就職相談業務も行っています。また、就活の支援として様々な具体的セミナーや講座を実施してきています(例:エントリーシート・面接カード対策、小論文対策講座など)。いずれも利用した学生からの評価・満足度は高いものとなっています。
 このほか、授業でも、現役の公務員の方などを招いて行う「公務労働の世界」や、実際の社会の中に学びを求めるフィールドワーク型授業、さらにインターンシップなどを通じて、仕事についての理解を深められるようなカリキュラムの工夫を行ってきています。また、各学科では、ゼミを中心とした学習の成果を発表する「学生研究発表会」を開催し、課題探求能力や発表能力を高める応用的な教育を実施しています。長期不況の中で、民間企業や公務員においても、自分で考え、自分の意見をしっかりまとめ、それを伝える、という、大学生としての基本的な資質が改めて求められるようになっており、これらの応用力を鍛える授業が、就職活動でも役に立っています。

同窓会との連携とインターンシップ

 人文社会科学部の長い歴史によって、現在では一万人を超える卒業生が全国各地・各分野の一線で活躍しています。最近では同窓会との共催で「先輩に聞く、仕事と人生」という就職セミナーを開催しており、社会の第一線で活躍・成功しているOB・OGから直接に貴重な体験談を聞き、その後で個々の学生の就職相談にも応じていただいています。
 一定期間、企業や自治体などで就職体験をおこなうインターンシップも年々増加しており、2009年度以降、毎年100名を超える規模にまで発展しています。受け入れ事業所も、自治体、民間企業、各種団体、司法書士事務所・会計事務所など、幅広い分野で研修が行われています。また、2004年度からは単位化がおこなわれており、現在ではすべての学科の2年生から単位取得が出来るようになっています。