経済専攻の開講科目

【経済専攻の開講科目】

企業情報システム  現代企業におけるICT(情報通信技術)利用の実際について、経営情報システム(MIS)論の学説的展開の視点から検討を行う。

伊東暁人

企業情報システム演習I・II  近年の企業情報システムの具体的事例を素材として、MISの今日的課題、とくに、ネットワーク技術が企業経営に与える影響を検討したい。

伊東暁人

市場経済と規制 Business Ethics を T.Donaldson and T.N.Dunfee, Ties that bind で展開された統合社会契約論を素材として学ぶ。

田島慶吾

市場経済論演習I・II  経済学および経営学における企業理論の理解を目指す。経済学からは新古典派企業理論および新制度派経済学企業理論、経営学からはステークホルダー企業理論と社会的企業理論を取り上げる。

田島慶吾

寡占とゲームの理論  戦略的企業行動の分析について有効なゲーム理論を学習する。複雑な企業行動の解明を基本的課題とするが、産業組織論、公共政策論、経営科学、会計学、法学、政治学への応用も試みる。

山下隆之

価格理論演習I・II  ミクロ経済理論の概要を学習するが、寡占市場での価格形成の問題や不完全情報の問題を重点的に取りあげ、現代経済社会の市場メカニズムあるいは価格機構の特徴とその働きについて検討する。

山下隆之

税務会計論  アメリカの会計制度を対象に財務会計および税務会計の各制度のあり方および両制度の関係について、とくに両会計は独立しているべきか否かを検討する。

永田守男

税務会計論演習I・II  第二次大戦後アメリカ式の会計制度を導入しながらも、似て非なる制度となっているわが国の会計制度とアメリカ会計制度との比較により会計の特質を特に税計算に与える影響との関係から捉えたいと考えている。

永田守男

経済情報システム  情報と経済関係・経済行動の関わりについて、理論的にどのように説明することができるのかを講義するとともに、実証分析の動向について講義する。

石橋太郎

経済情報論演習I・II  情報と不確実性の経済学における意思決定問題は、今なお新たな研究成果が出されている。この演習では、その動向についてていねいに検討したい。

石橋太郎

多国籍銀行論  多国籍銀行の活動と国際金融システムの安定性の関連を、バーゼル銀行監督委員会による自己資本規制を軸にして検証すると同時に、自己資本規制の展開が日本経済に与えた影響について検討する。

鳥畑與一

多国籍銀行論演習I・II  金融のグローバリゼーション、多国籍銀行の活動が、世界経済または各国経済に与える影響について、国際決済銀行、国際通貨基金などの資料を活用しながら検証しつつ、持続可能な経済成長を支える銀行監督体制のあり方について考える。

鳥畑與一

アジア経済論  「東アジアの奇跡」と評価された韓国は、経済発展の陰に様々な問題を内在しながら成長を成し遂げてきた。本講義では、発展途上国の「開発モデル」として世界の注目を集めていた韓国経済が、なぜ経済危機に陥ったのか、という点を検討する。

朴 根好

アジア経済論演習I・II  タイの為替暴落を機に発生した通貨危機は、アジア全域に波及し、経済全般に広く影響を及ぼした。アジア通貨危機を振り返ってみると、とりわけ「東アジアの奇跡」の主役である韓国と台湾の場合、韓国は深刻な経済不振に陥ったが、台湾は通貨危機の影響が軽微だった。本ゼミでは、台湾はなぜ通貨危機の影響をあまり受けなかったかという点について韓国との比較検討する。

朴 根好

国際貿易論  国際貿易の理論を取り扱う。そこでは、貿易はどうして起こるのか、それから得られる利益は何か、貿易政策がどのような影響を自国あるいは他国に与えるのかといった問題を明らかにしていく。

鐵 和弘

経済発展論演習I・II  世界には、開発途上国と呼ばれる非常に貧しい国々がいまだ多く存在している。これらの国々がどうして経済発展をうまくできないのか、またそれに対する処方箋はどの様なものであるのか、このような問題を理論的に検討していく。

鐵 和弘

政策シミュレーション論  産業連関分析または応用一般均衡分析という政策分析用ツールのうちの1つを取り上げ、その基礎理論及び応用分析の手法を学ぶ。

黄 愛珍

政策シミュレーション演習I・II  産業連関分析または応用一般均衡分析の基礎理論を修得していることを前提として、現実の経済政策・環境政策を取り上げ、政策効果についてシミュレーション分析を行う。

黄 愛珍

経済政策システム  日本において形成されてきた経済政策の立案・決定・実施システムについて産業政策、貿易政策に関する実証的研究成果をもとに講ずる。

寺村 泰

経済政策演習I・II  日本において形成、実施されてきた経済政策について、その政策立案過程、実施過程、および政策効果を検討することにより、現在および今後の政策運営のあり方について研究する。

寺村 泰

都市経済学  現代社会の重要な位置を占める「都市」を経済学の分析道具を用いて解析し、日本の「都市問題」「土地問題」「住宅問題」に対して、どのような「都市対策」が望ましいのかを検討する。具体的な施策について言及する場合、制度的な側面の理解も必要であり、比較の対象として、日本だけではなくいくつかの国の都市政策についても検討する。

高倉博樹

公共政策演習I・II  日本が直面する様々な政策課題について、問題の所在と政策的対応に関する理解を深めることを目標とする。具体的には、わが国の金融政策、財政政策、社会保障(年金・医療)、労働市場と雇用政策、コーポレート・ガバナンス、対外経済政策などを取り上げる。[テキスト]高山憲之編『日本の経済制度・経済政策』東洋経済新報社、2003年。

高倉博樹

自治体財政論  地方財政を単なる制度論としてではなく、地方分権論や地方自治論をベースに、自治体の経費論とくに地域開発、まちづくり、地域福祉、自治体環境政策を理論的かつ実証的に検討する。

川瀬憲子

政府間財政関係演習I・II  国と地方の財政関係について扱う。とくに国際比較といった観点から、欧米諸国や東アジア近隣諸国における地方分権と地方財政について取り上げる。

川瀬憲子

現代日本経済社会論  広義の「制度」派経済学の諸潮流のアプローチを検討し、さらに、そうしたアプローチにもとづく日本経済の実証研究を比較検討する。

遠山弘徳

現代日本経済社会論演習I・II  現代の「制度」派経済学の中から、evolutionary – institutional 理論にもとづいて戦後日本経済を分析した実証研究をとりあげ、検討する。

遠山弘徳

地域統合論  世界的自由化の流れと並行して、地域的に経済をまとめて行く動き、地域統合が生じている。戦後ヨーロッパにおける地域経済統合の展開について、その中心を成してきたEC・EUの形成・発展・停滞・再興を、政治経済学的に検討する。

安藤研一

地域統合論演習I・II  1980年代以降のEU地域経済統合の具体的成果である域内共同市場の形成や単一通貨・ユーロの導入、更には東欧を含むEUの拡大とそれに対する企業の対応について考察して行く。

安藤研一

環境政策論  環境問題に対する経済学的分析ツールのうちの主要なものを取り上げ、テキスト(講義中に指示)にしたがって、それぞれのアプローチの概要をケース・スタディをまじえながら学習する。

水谷洋一

環境政策論演習I・II  環境経済学・環境政策論の基礎理論を修得していることを前提として、現実の環境政策の経済学的分析を行う。

水谷洋一

計量経済学  やや大胆な言い方をすると、計量経済学とは「経済学と統計学の合わせ技」である。経済理論と現実のデータを用いた実証分析の橋渡しを目指し、この分野の基礎的なテキストを輪読する。実証的経済分析を行うために必要な統計的手法を学ぶ。

高瀬浩二

計量経済学演習I・II  計量経済学の基礎を前提知識とし、より実践的な手法とそれらの経済分析への応用を学ぶ。修士論文レベルの実証分析を行うために必要な知識を身につける。

高瀬浩二

会計ディスクロージャー論  国際的な会計問題を検討していくうえで投資家に対する意思決定に有用な情報の提供という役割を無視することはできない。このような視点から国際会計基準審議会(IASB)や米国財務会計基準審議会(FASB)が公表する諸基準ついて取り上げ(無形資産会計、企業結合会計など)、会計基準の国際的収歛化に向けた動向について検討を行っていく。

石川文子

会計ディスクロージャー論演習I・II  資産負債アプローチの観点からの会計制度の枠組みについて検討しつつ、各論点について検討していく。そのなかで、会計の認識・測定構造、利益概念の変化についての知識を修得を目標とする。
石川文子

経済統計分析  主に政府統計を中心とする経済統計データの体系と諸問題について学習する。またこれらの経済統計データを用いてデータ解析の実習も適宜行う。

上藤一郎

統計学演習I・II  現代統計学のさまざまな分野について理解を深めることを目的とする。具体的には、①地域経済に関する統計的分析、②統計体系・統計制度、③個別統計(新SNAや家計統計など)、④統計的推測論、⑤多変量データ解析、⑥統計史・統計学史の分野から一つ選択し研究指導を行う。

上藤一郎

地域政策論

 文献輪読を通じて、「持続可能な地域」を実現する地域政策のための原理や理論、政策公準を検討する。

太田隆之

地域政策分析演習I・II

 地域政策の分析を行うテキストを読んで政策分析のための視点を得るとともに、受講生自ら実際に地域のデータ等を用いて政策を検討する。特に地方都市や農山村地域に注目し、そうした地域における地域政策をテーマとする。

太田隆之

経営戦略論

 経営戦略の基礎概念の確認にはじまり、競争戦略、そして企業戦略(全社戦略)と、戦略全般に関して、古典的な理論・分析の基礎を網羅的かつ体系的に学ぶ。

大脇史恵

経営戦略論演習I・II

 企業の戦略について、競争戦略のレベルに焦点を当てて取り上げる。どのような戦略が優れた競争戦略であるといえるのか、その条件について考察する。

大脇史恵

近代日本経営史

 欧米の歴史的経験を踏まえた「経営史の見取り図」を学んだ後、江戸時代から第二次大戦までの時期における日本の企業経営につき、マクロ的な経済動向、経営組織、経営管理、労使関係といったトピックごとの検討を行う。

河村祥子

近代日本経営史演習I・II

 企業成長と経済発展の関係を論じたテキストにより、欧米の経営史に関する知見を得るとともに経営史分析の手法を学び、日本経営史分析の方法を検討する。

河村祥子

マーケティング戦略

 修士レベルのテキストブックを輪読することで、大学院で研究を行うにあたり必要とされるマーケティングの知識を修得する。戦略に限らず、消費者行動、顧客満足、マーケティング4P、サプライチェーンなど、マーケティング全般を取り上げる。

鈴木拓也

マーケティング演習I・II

Journal of Marketing や Journal of Marketing Research などに掲載されている論文を精読することにより、学術論文を読みこなす能力を身に付け、さらにはマーケティング研究に関するスキルを修得してもらう。読む論文は基本的に英語論文であり、受講者には査読者になったつもりで論文を読むことが求められる。

鈴木拓也

マクロ経済動学

 近年のマクロ経済学では、時間を通じた経済主体の行動を分析する動学的アプローチが主流となっている。動学分析では、ある程度の数学的な知識が前提となるため、まず必要となる数学を習得してもらう。その上で、動学マクロ経済学の基本的フレームワークを学習する。

村田 慶

経済成長論演習I・II

 動学マクロ経済学の基本的フレームワークを習得していることを前提とし、定評のある国際ジャーナルに掲載されている論文の中から、受講生の研究テーマに関連したものを選択し、熟読する。その上で、現実経済を踏まえ、選択した論文で展開されているモデル分析の理論的な拡張について検討する。

村田 慶

財政学

 租税論に関する文献の輪読を通じて租税理論について学び、経済学、財政学的な視点からの望ましい租税制度や租税政策について検討する。

高松 慶裕

財政学演習I・II

 ミクロ経済学の基礎理論を修得していることを前提として、財政学や公共経済学の分析手法を学び、現実政策への応用を考える。

高松 慶裕

都市と地域の経済学

 都市や地域などに見られる空間的集積に関する経済学を学びます。この分野は、ミクロ経済学で学習する標準的な市場経済のモデルに付け値地代、外部性、収穫逓増などの概念を導入し、拡張することで進展してきました。本講義では、これらの概念によるモデルの拡張とそれを使った空間的集積を分析する理論について講義します。

中川 訓範

空間経済学演習Ⅰ・Ⅱ

 完全競争市場のモデルでは空間(距離)と少数のプレイヤー間での戦略的相互作用は捨象されています。これら2つの要素は、その後の経済学の理論研究において重要な切り口となり、それらの研究は1970年代以降のミクロ経済学の進展に大きな役割を果たしています。本演習では交通費用(輸送費用)に焦点をあてた経済分析について演習形式で学びます。

中川 訓範