何を学ぶの?

時代と社会を読み解く能力を養う

私たちが生きているこの社会では、毎日いろいろな事件や出来事が起きています。殺人事件、大会社の倒産、介護保険の導入、公共事業の見直し、地球温暖化をめぐる国際交渉、民族紛争など、世界はめまぐるしく動いています。こうした国内・国外の動きの中で、私たちはどのような影響を受け、私たちの社会はどうなっていくのでしょうか。
法学科では、法律学と政治学の幅広い学習を通して、現代社会で生じるさまざまな事件や事象を読み解き、解決する力を養うことを、その教育の目標としています。平和の中で自由に幸福を追求するという、私たちひとりひとりが持っている権利を実現するために、何が障害となっているのか。こうした障害は法的に、政治的にどのように解決できるだろうか。4年間の学習を通じて、学生がこうした問いに答えを出すための知力を身につけることをめざしています。

模擬裁判

平成26年度で59回目を迎える模擬裁判実行委員会は歴史あるサークルです。活動目的は模擬裁判の公演で、大学祭では毎年公演を行います。また、公演がない時期は裁判劇で扱うテーマを皆で決めて、そのテーマに沿った勉強会を週に1回行っています。平成24年度は温情判決の是非をテーマとして活動しました。介護疲れから老母の同意のもとに息子が同意殺人を行うという行為につき、その評決に当たり、そこに温情的な考慮を入れるべきなのか、それは不公平なのではないかという議論を、裁判員・裁判官による評議の中で闘わせました。近年起きた同様の事件の裁判において、その事件の悲惨さ・親子の互いを思う気持ちから、法廷中の涙を誘ったと言われており、そこから「だからといって温情判決により軽い刑罰を科す事が正しいか?」という疑問が生まれ、疑問を追究していき、最終的に模擬裁判に仕上げました。模擬裁判実行委員会と聞いて、名前も長く難しそうで近寄りがたい雰囲気があるかもしれませんが、実際はそのようなことはありません。先輩後輩間の仲も良く、和気講々とした中で楽しく活動に励んでいます。法学科だけでなく他学部・他学科の方、裁判や法律に興味が少しでもある方、またそうでない方も歓迎いたしますので、ぜひ一度お越しください。部員一同お待ちしております。模擬裁判の様子については、”静岡大学模擬裁判website”(http://
shizuokamogisai.tutakazura.com/
)をご覧ください。

インターンシップ体験談

別役和磨 さん

私は、大学2年生の夏休みに、静岡県庁文化・観光部でのインターンシップに参加させていただいた。インターンシップ中は、県庁だけでなくグランシップや静岡県立美術館などの施設でも実習をする機会があり、行政の業務を多角的に経験することができた。公務員というとやはり真面目で少々堅苦しい職というイメージが先行しがちであったが、今回のインターンシップを通じてその考え方は払拭された。どの方も優しく気さくに話しかけてくださり、職場の雰囲気も明るく活発なものであった。もちろん業務に挑む姿勢は皆さま真剣そのもので静岡県の文化をいかに発展、周知させていくかを熱心に考えていらっしゃった。そんな現場の空気に触れることで公務員を志望する気持ちが強まると同時にもっと身近な芸術に目を向けようと感じた。インターンシップの中で2013年6月、富士山が世界文化遺産に登録された理由について「富士山が信仰と芸術の源泉であるため」というお話を同った。富士山そのものももちろん素晴らしいが、その富士山を源泉として発展した県内の様々な芸術にも注目すべきであると痛感した。教養を高めることの出来る大変有意義な時間をインターンシップに参加して過ごすことができた。