対人援助職の倫理的・法的対応力の育成

対人援助職の倫理的・法的対応力の育成 page 22/68

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対人援助職の倫理的・法的対応力の育成

Ⅱ.総合的な実践的能力と実証的研究能力を身につける1.実習教育の強化本専攻では,対人援助分野における活動を先導するキャリアパス形成を目的として実践的能力の育成に取り組んできた。専門職の実践は社会的背景の中で生まれてくるため,種々の社会的要請や期待に応える必要がある。教科書やシミュレーションで得た知識を実際的な状況に持ち込み,理念にもとづく援助プロセスの困難さや重要性に直面することで,必要不可欠な知識・技術・態度が何であるかに気づく機会を与えている。(1)学外連携施設における実習の強化これまで臨床心理士養成課程でのカリキュラムとして医療機関での実習を実施してきたが,対人援助専門職を目指す専攻学生全員を対象とした実習科目を開設し,同時に連携施設数および領域を増やし,多様な学習活動に対応できるようにした。関連する科目名◆臨床人間科学学外実習Ⅰ・Ⅱ矯正,医療,福祉施設等における対人援助サービスの実践とその対象者に接し,施設業務とその機能,利用者ニーズ,チームケアのあり方を学ぶ。また,現場における倫理的問題および社会との関わりと結びつきについて理解を深める。◆臨床心理学外実習Ⅰ・Ⅱ精神科治療およびリハビリテーション施設において対象者の様々な疾患と障害についての理解と対応の基礎を学ぶ。また全人的医療が行われるチーム医療の現場を体験し,専門職の機能と役割を考える。<連携施設:医療機関>NTT東日本伊豆病院,財団法人復康会鷹岡病院,財団法人復康会沼津中央病院,JA静岡厚生連遠州病院学外連携施設での実習課題を明確にするため,各施設では原則5日間(40時間)での短期集中型の実習を実施した。共通課題(面接・検査・集団援助場面への陪席,他職種へのコンサルテーションおよびカンファレンスへの参加)および個人課題(対象者の観察・面接・検査による理解,当該組織や地域における課題の理解)を設定し,毎日の実習日誌作成および施設担当者からの指導・フィードバックを受けることとした。また実習を担当する大学教員の役割も明確にし,実習前指導,実習中指導(連携施設での最終カンファレンス出席),実習後指導の各ステージにおける教育的関わりを徹底した。◆臨床人間科学学外実習ⅢはⅢ.3(32頁)で扱う<連携施設>矯正施設:駿府学園医療施設:浜松医科大学附属病院,国立病院機構天竜病院,医療法人社団翠会和光病院,静岡県立静岡がんセンター福祉施設:静岡県立吉原林間学園,社会福祉法人城山学園病院実習での指導20