対人援助職の倫理的・法的対応力の育成

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対人援助職の倫理的・法的対応力の育成

対人援助職の倫理的・法的対応力の育成多文化共生社会における臨床実践力と実証的研究能力の向上3.日本生命倫理学会シンポジウム「対人援助職の倫理的・法的対応力の養成」2011年11月16日,早稲田大学国際会議場で開催された日本生命倫理学会第23回大会に本プログラムの活動紹介と,学会レベルでの評価と検証,同時に,同様の課題に取り組む会員との交流を目的に,シンポジウムを主催した。対人援助職の倫理的・法的対応力の養成~生命倫理学のすきま産業~オーガナイザー:松田純(本専攻教員)堂囿俊彦(本専攻教員)シンポジスト:古田精一(北海道薬科大学社会薬学系)青田安史(浜松大学保健医療学部理学療法学科,本専攻修了)天野ゆかり(静岡県立大学短期大学社会福祉学科,本専攻学生)シンポジウムの要約医療や福祉などの対人援助は多様な専門職によって担われているが,生命倫理学の営みはこれら多様な専門職の領域にまでまだ十分浸透していない。医療は薬剤師,理学療法士,作業療法士,臨床心理士,臨床検査技師,管理栄養士,ソーシャル・ワーカーなど,さらに福祉は介護福祉士,ケアマネージャー,生活相談員,ヘルパーなど多様な職種によって担われている。これらの職種では,一部で倫理問題や倫理教育に取り組んでいるが,生命倫理学者との連携はきわめて不十分である。これらの職種が関わる領域においても,当然,多様な倫理的・法的問題が発生している。しかし,現場で発生している倫理的葛藤などが,まだ倫理問題として明確に自覚されないまま,なんとなく処理されている状況もある。あるいは,倫理と法の教育の重要性が意識され始めている分野においても,どのように取り組んでよいか分からないという戸惑いも見られる。超高齢化社会のなかで,在宅医療の比重が増し,医療と介護の一体化が進むなかで,多様な対人援助職分野において,倫理と法の教育が未開拓の地帯を放置しておくわけにはいかない。本学会はこうした分野の対人援助職との連携を強め,倫理的・法的対応力の育成に取り組む必要がある。それは,国民の健康オーガナイザーシンポジスト47