対人援助職の倫理的・法的対応力の育成

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対人援助職の倫理的・法的対応力の育成

9.静岡コミュニティケア研究会(SARC)――修了生を中心とした研究交流の場の創出(1)研究会の発足と趣旨――地域の対人援助職との連携,修了生の生涯研修平成21(2009)年度,実践・教育・研究など地域で活躍する本専攻(および比較地域専攻)修了生や本専攻学生などに呼びかけ,静岡コミュニティケア研究会(SARC:Shizuoka Association of Research on CommunityCare)を組織した。この研究会は,ヒューマンサービスの諸領域で既に活躍している大学院修了生と大学院生・教員との研究交流を通じて,ヒューマンサービスが直面している今日的課題についての理解や議論を深めていくことを目的としている。高齢者・障がい者・病者のケアの基盤が地域へと急速に移行しつつある今日,well-beingに寄与する包括的なサポートシステムを模索・構築していくことが重要な社会的課題となっている。そこで,本研究会は,医療・福祉・看護等の専門家・研究者等の相互交流を図り,実践と研究の循環関係を基盤としながら,こうした今日的課題に取り組むことにした。A.本研究会で焦点をあてる具体的実践と研究,および活動内容1高齢者・障がい者・病者を対象とした医療・福祉・保健・看護等の領域における諸実践2 1を研究対象とし,主として質的方法(ナラティブアナリシス・参与観察・ドキュメント分析など)を用いた調査研究3高齢者・障がい者・病者と社会に関する理論的研究4質的方法論の洗練を目指した理論的研究などに焦点をすえることとした。B.主な活動内容として,1定期的に研究会を開催(主要文献の講読とディスカッション/研究報告とディスカッション)2研究会の成果を報告書や論文集として刊行3地域で先駆的な実践に取り組んでいる関係者の方々との交流4講演会・シンポジウム等の開催(2)研究活動の展開A.研究会の開催開催状況は表1参照。表1:研究活動の概要回日時研究報告報告者上久保真理子(ぴあクリニック・本専攻修了)第1回2009年5月24日知的障害のある子供の父親のケア役割引き受けをめぐって第2回2009年8月2日要介護高齢者の訪問リハビリテーション・サービス利用に対する意味付けの変化松村剛志(浜松大学講師・比較地域文化専攻修了)第3回2009年10月11日理学療法士の対応困難事例における語り青田安史(浜松大学准教授・本専攻修了)第4回2009年12月19日介護困難事例との関わりを通して学んだこと今福恵子(静岡県立大学短期大学部講師・比較地域文化専攻修了)第5回2010年3月7日児童養護施設におけるスタッフと虐待を受けた子どもの家族との関係構築篠田久美(静岡市児童相談所・本専攻修了)56