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カリキュラム Curriculum

このページでは、2年次で文化人類学コースに入った後、卒業するまでに文化人類学関連の専門科目をどのように学んでいくのかについて紹介します。個々の授業科目の概要がまとめられた「シラバス」は、こちらから検索できます。

文化人類学コースの授業には、大きく分けて以下の4種類の科目があります。
 (1)講義科目
 (2)演習科目
 (3)フィールドワークに関する科目
 (4)卒業論文に関する科目
講義科目は、教員が主に話をして、学生はその話を聴くという形式の授業、演習科目は、学生が主に文献講読や発表・討論などを行なうという形式の授業です。学年が上がると、(3)や(4)などの専門的な科目が増えます。個々の科目名などについては、こちらの表もあわせてご覧ください。

2年生の前期には、講義科目と演習科目から選びます。文化人類学コースの講義科目には、「文化人類学学説史」、「民族文化論」、「人間環境論」、「現代文化論」、「地域社会論」といった科目があります。文化人類学学説史は、文化人類学を学ぶ人が身につけておくべき基本的な科目で、それ以外の科目は、文化人類学という幅広い分野のなかで、教員たちが専門としている分野についての科目です。主な講義科目の内容はこちらから見ることができます。前期の演習は、興味にしたがって1学期に1~2科目の演習を選びます。たとえば、「人間環境論講読演習」と「現代文化論講読演習」という具合です。2年次の演習は、どの科目でも、必ず英語と日本語の文献を両方使います。卒業まで、英語力をキープしましょう。後期は、フィールドワークの基本を学ぶ「文化人類学調査法」を全員が履修します(3年生との合同授業です)。希望すれば、もう1科目の演習(たとえば「民族文化論講読演習」)も履修することができます。

3年生の授業の中心は、「フィールドワーク実習」です。1年間履修する科目で、静岡県内の特定地域を対象にして、自分で興味のあるテーマを選んで調査を行ない、報告書を作成します。例年、6月に1週間、山村や漁村などで泊まり込みの調査をします。完成した報告書は、調査に協力していただいた方々、県内の公立図書館、国立国会図書館、そして全国の大学の文化人類学系の研究室などに送られます。また、静岡大学の研究成果が集約された静岡大学学術リポジトリにも掲載されます。調査・研究の成果は現地発表会という形でも地域に還元しています。先輩たちのフィールドワーク実習報告書は、こちらから読むことができます。

それ以外に、3年生でも、2年生のときに受けなかった講義科目や演習科目を受けます。前後期にそれぞれ、2科目まで3年生向けの演習科目を選ぶことができます。3年次にも「文化人類学調査法」を履修し、フィールドワーク実習を振り返りつつ、その成果を2年生と共有し、これからフィールドワーク実習に取り組む2年生のサポートを行ないます。また、後期になると、「文化人類学特別研究」という、卒業論文に向けた演習が始まります。半年かけて、卒業論文の研究テーマを探します。先生たちが取り組んできた研究についての話や先輩の卒論発表を聞くなかで、自分の研究テーマについての構想を具体化していき、リサーチ・プロポーザル(研究計画書)を書きあげます。

4年生になると、卒業研究が中心になります。1年間かけて卒業論文を作成します。先輩たちの卒業論文は、日本や海外で行なったフィールドワークに基づくものや、文献資料を使った調査に基づくものなど、テーマも方法も様々です。フィールドワークは、調査地が近ければ何度か通いますし、遠くの場合は、1~2週間泊まりがけで調査に行くこともあります。他の講義や演習を取っている場合、夏休みなどにまとめて調査に行くことも多いです。このころには、卒業論文以外の単位をすべて取っている人が多いですが、単位に関係なく、自分の興味にしたがって、コース以外の講義を受ける人もいます。共通教育と専門教育の単位がそろい、1月に卒業論文を提出し、口頭試問を受けて合格すれば、晴れて卒業です!

文化人類学コースの教育については、社会学科のページもご覧ください。