| 薬の倫理学と薬剤師の倫理教育プログラムの構築および薬の歴史文化論的研究 |
| 研究代表者 |
松田純 |
| 研究目的 |
- 本研究では薬の開発・生産面から使用・消費面に至るまでの倫理的・制度的諸問題を包括的に研究し、わが国における「薬の倫理学」の基盤を形成する。
- その成果をもとに薬剤師の倫理教育プログラムを開発する。さらに、臨床現場で直面する複雑なケースについて、具体的な判断ができるような実践的手引き書を作成する。
-
それらの研究成果を薬の倫理の教科書としてまとめ刊行する。
- これらの課題を遂行する上で、薬学の歴史的背景および薬の文化を無視することはできない。ホリスティックな自然療法や統合医療が注目されるなか、薬と人間との長い歴史的関わりを「薬の歴史文化論」として解明し、そこから薬の倫理学に向かう基本的視点を見出していく。
|
| 研究期間 |
2006年度〜2008年度(科学研究費補助金 基盤研究(B)) |
| URL |
http://life-care.hss.shizuoka.ac.jp/kusuri/ |
| 対人援助(心理臨床・ヒューマンケア)の倫理と法、その理論と教育プログラム開発 |
| 研究代表者 |
浜渦辰ニ |
| 研究目的 |
医療分野では、医療倫理学、生命倫理学が発展しているが、それ以外の対人援助の倫理はわが国ではほとんど空白状態である。それゆえ、対人援助における倫理、援助専門職の職業倫理についての教育も日本は未開拓である。生命倫理学やケアの倫理学などの成果をさらに発展させる形で、「援助・支援の倫理学」の構築が求められている。
本研究は、臨床人間学や生命倫理学、応用倫理学での研究業績をふまえ、心理臨床家の教育にたずさわるスタッフと社会福祉、少年法、刑事法等の専門家とが共同して、「援助・支援の倫理学」を構築し、「援助専門職のための倫理と法」教育の充実にむけた実践的な教育プログラムの開発をめざすものである。
その際、ケアの国際比較を通してわが国の文化的、歴史的風土に合致した援助のあり方を探求しながら、そのための教育システムを構築することが重要である。諸外国の対人援助職に対する教育および倫理的、法的問題への対応を明らかにしながら、日本における「対人援助専門職のための倫理学、法学に関する教育モデル」を構築する。
さらに、それに基づいて、それぞれのケアと援助の現場で直面する複雑なケースについて、関連法規と具体的な援助手段が一目で分かるような実践的著作物の作成へと発展させていく。
|
| 研究期間 |
2005年度〜2007年度(科学研究費補助金 基盤研究(B)) |
| URL |
http://life-care.hss.shizuoka.ac.jp/rinhouken/index.html |
| 生命ケアの比較文化論的研究 |
| 研究代表者 |
松田純 |
| 研究目的 |
- 日本の文化風土に合ったケア文化の再構築
現代社会は再び広く深いケア文化を必要としている。本研究は,21世紀を「生命ケア文化再構築の時代」ととらえ,個の自己決定と社会的な相互扶助とのバランスがとれた,わが国の文化風土にあったケア文化のあり方を探求する。非欧米文化圏であるアジアのケア理論を欧米型ケアとの比較において探求し,両者のはざまから,新たなケア論の構築をめざす。
- 臨床学的アプローチ
ケアを必要とする現場は医療機関や福祉施設だけではなく,家庭,学校,地域,職場など社会全般に広がっている。これら多様なケアの現実に関わり,現場からの理論要求に積極的に応えていく「臨床的知の探求」を展開する。
- 国際的な情報センターとしての役割を果たし,アジアからの発信をめざす
これらの研究成果をホームページや著書の形で発信し,生命ケアに関する情報の集積・発信基地,国際的な情報センターとしての役割を果たすようにする。
- 生命ケア教育プログラムの構築
21世紀ケア文化を担う新しい世代がケアの大切さとその意義について理解を深めるための生命ケア教育のプログラムの構築をめざす。
|
| 研究期間 |
2003年度〜2005年度(科学研究費補助金 基盤研究(B)) |
| URL |
http://life-care.hss.shizuoka.ac.jp/ |
| 報告書 |
http://life-care.hss.shizuoka.ac.jp/seika/kaken_report.html |
| 静岡大学公開講座「いのちとケア」 |
| 日程 |
2005年11月4日、11日、17日、25日 |
テーマ (講師名) |
- 現代先端医療とヒューマン・ケア(松田純)
- ケアの人間学(浜渦辰ニ)
- 女性とケア(鈴木実佳)
- 宗教におけるケア(山下秀智)
|