静岡大学 人文社会科学部 心理学研究室

大学院 臨床人間科学専攻

静岡大学大学院人文社会科学研究科臨床人間科学専攻(修士課程)は、「臨床心理学コース」「ヒューマン・ケア学コース」「共生社会学コース」の3コースで構成されています。臨床人間科学専攻は、 臨床人間学・臨床心理学・臨床社会学などの広義の臨床人間科学を総合的に研究することを通じて、保健・医療・福祉・教育などのヒューマン・サービス分野で、 ケアや援助のあり方を探り、実践的に活動しうる高度専門職業人としての幅広い教養と専門的な技能と研究能力とを備えた人材を育成することを目指して設置されました。

臨床心理学コース

臨床心理学コースは、 広義の心理臨床に従事する高度専門職業人として、目前の課題に適切に対処する実務能力と感受性と倫理、および自らの実践の成果と効果を適切に把握し、より適切な臨床実践を提言していくための研究能力とをバランス良く兼ね備えた人材の養成を目指します。また、本コースは「臨床心理士」の養成課程にも対応しています。

なお、臨床人間科学専攻におかれた本コースは、心理臨床のみの専門を狭く習得するのではなく、哲学・現象学・倫理学といった臨床人間学領域の教養を深め、社会学・福祉学・社会心理学といった臨床社会学領域の視点を習得することで、臨床実践や研究について、基礎学的・原理論的側面や社会科学的・制度論的側面についての批判的・反省的態度をも習得することが可能です。

ヒューマン・ケア学コース

ヒューマン・ケア学コースは、身体・精神・社会・文化の領域を総合的に捉えた意味でのlife(生命・生活・人生)の諸活動やその質(Quality of Life:QOL)についての、哲学・倫理学的な探求や、心理的・社会的要因の検討を通して、保健・医療・福祉・教育などの分野 でのケアや援助のあり方を探り、実践的に活動しうる高度専門職業人としての教養を身につけます。

大学新卒の人はもちろん、今現在ヒューマン・サービス領域の職業人として活躍している人が、本コースで学び、広義の臨床実践についての原理的探求や、社会学的・心理学的分析の力を修得して、より高度の専門性を獲得することが期待されます。臨床心理士の資格を取得することを目指しているわけではない 人も、ヒューマン・ケアと関連する心理学的なトピック、たとえば「対人関係とストレス」などについて専門的に勉強することができます。

進路

主な進路として、臨床心理学コースは臨床心理士などの高度専門職業人、ヒューマン・ケア学コースはヒューマン・サービス領域の高度専門職業人などが想定されます。

受験にあたって

選抜試験においては、本専攻で学ぶための基本となる、大学卒業程度の専門的な知識、論文読解力(英文を含む)、研究実践能力、および幅広い視点からの分析力、考察力、論理的思考力などを、筆記試験と面接をとおして、総合的に判断します。

臨床心理学コースで修了に必要な履修科目には、集中講義形式で行われるものや、通年で行われる現場実習等、昼間に多くの学習の時間を確保しなければならないものがあります。そのため、在職のまま入学しようとする人は、このことを十分留意して受験して下さい。

ヒューマン・ケア学コースは、一般選抜のみならず、現職社会人が働きながら勉強できるために、夜間開講も行っています。また、出願資格審査で「大学卒業者と同等以上の学力があると認められた22歳以上の方」ならば、大学を卒業していなくても受験可能です。

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