 
近年、グローバル化の進展により異なる文化間の接触や衝突がますます増え、その結果、異文化間の対話や相互理解が、大きな課題として改めて浮上しています。文化人類学は、異文化との対話を通じて「人間とは何か」を問う学問です。「人間とは何か」という問いを追究する学問は文化人類学だけではありませんが、文化人類学の特徴は、グローバルな視点とローカルな視点を持ち合わせ、異文化の人々の声に耳を傾ける姿勢を重視しながら、あらゆる文化を研究対象とする点にあります。

文化人類学は、過去と現在における地球上の人間集団を対象とし、人間が創造してきたあらゆる文化の比較研究をすすめるグローバルな視点を持つ学問です。それと同時に、文化人類学は、個々の人間集団が築きあげてきた個別の文化の具体的なありようと、その背後にある文化固有の論理を、フィールドワークにもとづくデータを中心として明らかにしようとするローカルな視点を持ち合わせた、いわば「複眼的」な学問です。
 文化人類学では、自ら「現場」におもむいて「現場」にどっぷりと浸るフィールドワークを通じて、異文化と対話し、異文化を理解しようとします。その中で抽象的な理論によって異文化の現実を切り取ることよりも、異文化の人々の声に耳を傾け、異文化の人々から学ぼうとする姿勢を重視しています。
なお、文化人類学コースの教育・研究の詳細については、下記のホームページに掲載してありますので、ぜひご覧ください。http://www.hss.shizuoka.ac.jp/shakai/bunjin/
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