社会学コースの教育

社会的リアリティをつかまえる

 社会で起きている様々な現象について、多角的に観察し精緻な記録を行うことで、その社会的な要因を分析します。こうした探求能力を養うために、社会学の理論と方法論、そして現実の社会問題(家族、福祉、ジェンダー、環境、エスニシティ、教育など)に関する講義や演習を展開しています。2年生から、演習で報告と討論を繰り返すことでコミュニケーション能力の向上が図られます。また、社会調査士資格プログラムも導入し、確かな社会的情報を産み出す技術をより系統的に習得できる環境を整えています。卒業研究では、学習の総仕上げとして、各人の問題関心にそった現代社会分析に挑戦します。
社会学コースの詳細については、次のURLをご参照ください。http://www.hss.shizuoka.ac.jp/shakai/sociology/

スリリングな世界へようこそ

吉田 崇 准教授

(社会階層論)

社会学の研究対象は、私たちの日常生活や人間関係、集団、地域、そして、社会です。ですから、恋愛や結婚、教育、職業、医療、福祉、環境、メディア、サブカルチャー、国際社会など、研究テーマも実に様々です。探求方法には、文献・資料の検討や、インタビュー・参与観察、アンケート調査などといった社会調査法があります。特に、社会調査法は、多様な社会現象の仕組みや意味を解明していくための重要なツールであり、国や行政による調査、企業によるマーケティングリサーチなど、社会の様々な場面で、日々、行われています。社会学コースでは、こうした社会調査の方法をしっかりと学ぶことが出来る「社会調査士」資格取得プログラムを展開しています。社会学は「常識」をうち破る学問であり、「あたりまえ」を相対化した時の「驚き」と「喜び」に満ちています。ようこそ、スリリングな社会学の世界へ。扉は開かれています。

社会学のススメ

後藤 光 さん

社会学コース 2010年度卒業
静岡県静岡市清水区出身、清水東高校卒業、浜松市役所(事務職)に就職

あなたは雑誌やテレビのアンケート結果をみたときに本当かな?と思ったことがありますか。実は普段私たちが見聞きしたものも、物事をある一面から捉えたものでしかないかもしれません。
社会学は私たちの社会を取り巻く多種多様な現象・問題に対して疑問を抱き、調べまとめ上げ、事象を取り巻く関係性や表面上には見えない物事の本質的な部分をすくいあげようとする学問です。社会学では既存の視点を変え、社会調査により私達自身で物事を捉え直します。社会学コースではそんな社会調査に必要なテクニックを講義や演習を通して学ぶことができ、さらにもっと別の視点、別の方法が無いか常に考えるクセも身に着けることができます。これはとても大事なことです。
社会学コースでは社会調査士の資格取得を目指すこともできます。社会調査士取得に必要なカリキュラムの中には自分達で質問調査票(アンケート)を作成し、配布し、集計し、統計学的に分析する授業があります。この時には皆で協力し合って知恵を出し、調査票の内容と集計結果について討論し、自分達が立てた仮説の妥当性を検証します。そして最終的な結果をまとめ上げ発表します。このような検討、実行、検証といったプロセスを理解し、うまくプレゼンテーションするという経験は実社会に出てからとても役に立っています。
社会学コースにはあなたの知りたい、調べたいという熱意に応えられる先生方の厚いサポートと膨大な資料があります。そして何より、常に自分とは違った視点を提供してくれる仲間がいます。世の中のあたりまえ、それが本当にあたりまえか疑ってみませんか?