【学生】人文社会科学部4学科生対談(3/3)

受験生必見。現役生から受験のアドバイス。

集まってくれた学生のみなさん。左から、山田ひとみさん(法学科3年)・国吉柚希さん(経済学科3年)・水野晴太さん(社会学科3年)・成田真也さん(言語文化学科4年)。学年は2022年4月現在

――静岡大学の受験を考えている受験生へ向けて何かアドバイスはありますか?

国吉 模試って受験生は絶対受けるじゃないですか。受験生によくあるのかもしれませんが、結果の点数に踊らされちゃって調子を狂わせるということが自分はあったりしました。でも模試の点数はあくまでもその時の結果なので、点数よりも結果の中身を見て勉強方法を判断するように心がけると良いと思います。点数よりどこを間違えたのかをきちんと振り返ることの方が大事です。

あと科目ごとのできる・できないではなくて、各科目の中でできる分野・できない分野を把握しておいた方が絶対に良いと思います。例えば、僕は小さい頃から英会話に行かせてもらってたので長文は読めたんですけど、文法がイマイチだったんですね。だからセンター試験(現在の共通テスト)までは、文法を中心に勉強するようにしていました。

山田 英語の話が出たので関連してこれは伝えたいんですけど、英語は絶対捨てちゃダメです! 共通テストしかり二次試験しかり英語が必要なところがほとんどなので、英語ができないと選択肢がかなり狭まってしまうと思います。なので英語はがんばってください! 私の場合、基礎的なところですが単語を疎かにしてしまっていました。単語帳の最初の方に出てくるような単語を身につけていなかったために重要な問題をいくつも落とす経験をして、基礎的の大切さを身をもって感じました。具体的に言うと、高校3年生になってからは、単語に時間を取られないようにしておくと良いと思います。

あと、得意科目と苦手科目って皆さんあると思うんですけど、私の場合、得意と苦手がものすごく両極端だったんですね。それで苦手科目には膨大な時間を費やしたんですが、逆に得意科目にはいつでもできるだろうという驕りがありました。そうしたら本番の試験では得意だったはずの科目もあまり点が取れず、苦手科目もそこまで伸びずという結果で……。苦手科目をつぶしていくのも大事ですけど、やはり満遍なく勉強することは大事です。

水野 受験に際して僕が言いたいのは、言い方が極端かもしれないですけど、敵のことを早く知ろうということですね。例えば静岡大学を受験するとして、自分が受ける試験では共通テストの点数が重視されているのか、二次試験の配点の方が高くなるのかなどを早めに把握しておいて、どこに力を入れるべきかの見立てを早めに立てておきます。その上で、共通テスト対策と並行して二次試験の過去問にも早めに手をつけていく。最初の頃は当然解けない問題は多いと思うんですけど、解けないということをわかった上で「こういう問題が出るんだ、それならこういう知識が必要だな」って傾向を掴んでいくことが大事かなと思います。

僕は数学が苦手だったんですが、苦手科目は高得点を狙うよりも並を目指そうと思って勉強しました。みんなが取れそうなところは取れるようにしておこうと。逆に得意科目は満点を目指すつもりで取り組んでいましたね。

得意だった社会の勉強では年表を活用していました。 歴史上の出来事は相互のつながりや関連性で覚えていくようにしていて、年表上に線で書き込んで流れで掴むようにしていました。社会って教科書の内容が必ず出る教科なので、とにかく教科書の内容は全部覚えるつもりでやっていましたね。細かなアドバイスですが、マーカーを引く時って太字の部分に引く人が多いと思うんですが、大事なのはその前後だったりするんですよね。社会に関しては、物事の前後関係も考えながら勉強するのが良いと思います。

成田 僕はセンター試験(共通テスト)の点数と小論文・面接が課される推薦入試で入ったんですけど、まず共通テストは明確に目標点数を決めて勉強するのが大事だと思います。得意科目だったら水野さんと同じく満点を目指してやる。逆に、苦手科目はせめて平均点は取れるようにしようとか、とにかく足の引っ張り具合を最小限にするよう努めました。苦手科目の中でも比較的できる部分もあったりするので、僕はそこを重点的に勉強しましたね。得意なものと、得意ではないけれどそこそこ得点できるものから目標得点を組んで勉強しました。得意科目はひたすら過去問を解くのが良いと思います。社会の歴史系科目については水野さんも話していたように物事と物事の紐付けで覚えていました。現代社会とか政治経済、倫理はとにかく暗記な気もしますが、特に現代社会は、日常的にニュースを掴んでおくことも対策になると思います。推薦入試では小論文と面接が必要なことが多いと思うので、可能性のある人はこれらの対策も大事にしてほしいです。

山田 あと少し逸れるんですけど、静岡は暖かくて良いんですが、その分花粉を感じるのも早いし多いと思うので、花粉症の人は早めから対策しておくと良いと思います。受験と重なって辛い人もいるかもしれないので。

国吉 自分のコンディションはちゃんと把握しておいた方がいいですよね。僕は試験当日は緊張でお腹痛くなってきて……。大学受験と向き合って初めて自分のストレス反応に直面しました。それ以前は何かの試験とかでも問題なかったんですけどね。なので自分の体調のクセとか、メンタルケアも勉強と並行して準備しておくとより安心かなと思います。

――先ほど成田さんの話の中で、推薦入試の話が出たので、他の皆さんも前期試験と後期試験に向けての過ごし方や対策について教えてもらえますか。

山田 私は前期も後期も静大のつもりでいて、幸い前期で受かったのですが、まずはとにかく前期試験に全振りして対策していました。静大の二次試験は英語と国語のみだったので、ひたすらこの2科目をやっていました。一番効果的だった勉強はやはり間違えた箇所の直しですかね。色々な問題集をやるのも大事かもしれませんが、間違えたところを繰り返しやるとやっぱり身につきます。これは一番の近道だったのかなと。

前期試験が終わった直後は、後期試験に向けても一生懸命対策をしましたね。後期は小論文がありましたが、小論文の力って付け焼き刃ではつかないものだと思うんです。小論文が課される試験を受けるかもしれないという人は、普段から社会の様々なことへの関心や色んな視点を持っておくこと、そして自分の言葉で文章を書く練習もしておくと良いと思います。

水野 僕は私立大を併願せずに国立大の単願でした。やぱり試験会場では皆ぴりぴりしている感じはあったんですけど「僕は単願で背負ってるものが違うんだぞ!」というマインドで受験しました(笑)

二次試験の対策は、僕の高校が特徴的だったのかもしれないんですが、センター試験後は先生にお願いすれば過去問の丸つけと添削もしてくれたんですよ。それって優しいようですけど自分のできない部分に直面することでもあり、ある種の試練でもありました。ただそういう試練を与えてくれる人や環境は使えるだけ使って、自分に足りないものを補強していくことって大事だと思うので、学校の先生とか、塾でもいいんですけど、そういう周りの人を頼ってみるのもありですよ。

国吉 僕は後期試験で入ったんですが、山田さんも言っていたけど、経済学科も後期は小論文があって。それもあらかじめ把握していたので、自分は国語の授業とか、塾の小論文対策講座とかで「使えるな」って思った知識は全部吸収するつもりで取り組んでいました。

あと普段から家族の仕事のことや、自分の周りの社会のことなど色んなことに目を向けておくことも大事だと思います。僕の出身地である沖縄県は貧困が比較的多い地域と言われていて、母が児童センターの館長をしていたので、子供にも影響する貧困に対しての取り組みなどにも関心を持っていました。これは本当に偶然ですが、後期試験の小論文の問題用紙を開いたら貧困問題がテーマでした。受験は、ただ受験科目の勉強をするだけでなくて、社会のことにも常に目を光らせるということはどこかで効いてくるんじゃないかなと今は思います。

――最後にこれから静岡大学人文社会科学部を目指す人に向けてメッセージをお願いします。

成田 大学は真の意味で自由に色んなことを学べる場であり、様々な人に出会える場でもあるので、自分の好奇心の赴くままに思い思いの大学生活を送ってほしいです。自分の好奇心に向き合う環境を大学側もつくってくれるし、手助けしてくれる人も本当に多いと思うので。ぜひ、そのことを胸に大学生活を楽しんでほしいです。

水野 小学校から高校までは明確な時間割があったように、敷かれているレールの上で勉強してきたと思いますが、大学は自分で取捨選択して、自分の「好き」を突き詰められる場です。自分の「好き」を突き詰めたいとか、絶対これをしたいというような意志がある人はぜひ大学に来てほしいです。自分の「好き」をぜひ突き詰めてほしいなと思います。

山田 色々な場所から色々な人が集まってくる場所が大学だと思います。そして自分で決めることも多い反面、自由な生活が送れる期間でもあり、色々な体験もできるはずです。学びを深めることはもちろん、遊びもたくさんして彩りのある大学生活を送ってほしいです。私たちも待っています!

国吉 高校までの勉強で、例えば微分積分とかって「いつ使うの?」って思ったりするかもしれないですが、大学に入って、それらが経済の分野では「実際にこう使われているんだ」って理解できた時はめちゃくちゃ面白いです。そういう体験を通して、勉強がより好きになると思います。今すぐに使わなくてもいつか使う知識って絶対あると思うのですが、そういうことの答え合わせをしに大学に来るっていうのもありだと思います。受験を控えている皆さんはぜひがんばってください!

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