静岡大学    ドイツ言語文化研究室

【報告】静大生による多言語朗読会 2017  ~ 聴いてみよう,世界の愛の言葉,愛の物語 ~

10月26日(木)17:00より大学会館3Fホールにて行なわれた「静大生による多言語朗読会」が無事に終了しました。

 ドイツ語班 プログラム    
 
グリム童話より 「ラプンツェル」(Rapunzel)

朗読
甲田 みずほ(言語文化 1年)
小林 タバサ(言語文化 2年)
深澤 麻里(言語文化 2年)
松田 映里香(言語文化 1年)
吉田 実桜(言語文化 1年)

字幕操作
渡邉 知博(言語文化 2年)

協力教員
大薗 正彦(言語文化)

 パンフレットより

グリム童話

私たちがグリム童話と呼んでいるものは,グリム兄弟が創作したものではなく,収集したものです。兄のヤーコプ・グリム(Jacob Grimm)と弟のヴィルヘルム・グリム(Wilhelm Grimm)の兄弟は,民衆の間で長い間語り継がれてきた物語を人々に語ってもらい,それを記録しました。そして1812年に『グリム童話』初版第1巻が刊行されました。


その後『グリム童話』は版を重ね,1857年に兄弟の生前最後の版である第7版が出版されました。現在私たちがよく知っている『グリム童話』は第7版のもので,今日みなさんにお聞かせする「ラプンツェル」も第7版に収録されているお話です。



“ ああ ” 奥さんは 答えました
“ 隣の ラプンツェルを 食べないと ――

私 きっと死んでしまうわ ”

“ たいした度胸だ ” 恐ろしい目で
魔法使いは 言いました

“ わたしの 庭から こそこそ
ラプンツェルを 盗もうなんて

命知らずも いいとこだ! ”


森の中の その塔には
階段も 入り口も なく ――

ただ 上の方に 小窓が
ひとつ あるだけ でした

“ ラプンツェル! ラプンツェル!
おまえの 髪を おろして おくれ! ”



“ なんてこった お前を 世の中から
すっかり 切り離したと 思っていた

だましやがって! ”
 



王子は 声を 耳にしました
それは 聞き覚えのある 声でした

そして 二人は いつまでも
幸せに 楽しく 暮らしました