昔むかし 王さまと
お后(きさき)が いました |
“ 王さまの娘は 15のときに
紡錘(つむ)に刺さって 死ぬのだ ” |
“ この子は 死ぬのではなく
百年の 深い眠りに 落ちるのです ” |
“ こんにちは おばあさん ”
王さまの娘は 言いました
“ 何を しているの ”
“ 糸を 紡(つむ)いでいるんだよ ”
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眠っている 美しい いばら姫の話は
国中に 広まりました |

若者たちは いばらに ひっかかり
抜け出せないまま
みじめに 死んでいきました
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“ いばらのうしろには 城があり
そこには とても美しい いばら姫が
もう 百年も前から 眠っている―― ” |
“ そんなのは こわくない
美しい いばら姫に 会いに いってくる ”
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ところが ちょうど そのとき
百年が すぎさりました
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王子は 身をかがめると
いばら姫に 口づけを しました |

そして ふたりは
死ぬまで 楽しく 暮らしました |
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