静岡大学    ドイツ言語文化研究室

ともひろのヴッパータール便り 2018/2019

渡邉知博さん(人文社会科学部言語文化学科)からのドイツ便りです。Danke, Tomohiro!

ヴッパータール便り5月
ヴッパータール便り2月


ヴッパータール便り5月

春休みを利用して,旅行にいってきました。

ライプツィヒの書籍見本市


ライプツィヒ(Leipzig)

ライプツィヒは書籍との関わりが深い街です。今回のライプツィヒへの旅の目的は,書籍見本市(Leipziger Buchmesse)を訪れることでした。

バッハとトーマス教会


このライプツィヒの書籍見本市は,ドイツでもフランクフルト書籍見本市に次ぐ大きさの書籍の見本市です。多くの出版社が出展し,業者や読者と直接やりとりすることができるのです。

僕が訪れたのは最終日だったのにも関わらず,たくさんの人でいっぱい。マンガのセクションもあり,コスプレをした人たちであふれています。

バッハが音楽監督をつとめたことで有名なトーマス教会も見学しました。決まった時間に行けば,合唱団の歌声を聴くことができます。

国会議事堂,ガラスのドーム内部


ベルリン(Berlin)

「いざ,ベルリン!」と急に思い立ち,ベルリンへやってきました。

ベルリン大聖堂とタワー

B先生の授業でベルリンを知った気でいたので,あまり計画も立てていませんでした。が,とても一日強でまわれるような街ではありません。

国会議事堂やブランデンブルク門,ベルリン大聖堂,テレビ塔などのいわゆる有名どころを巡るだけで大半の時間を過ごしてしまいました。

ブランデンブルク門

路線バス100番を利用するとこれらの名所(and more)をバスの中から観られますし,一日乗車券を持っていればほとんど歩くことなく移動することができます。

「さすがベルリン,想像以上に大きいな」と思って次の目的地ハンブルクへとむかいました。

ハンブルクの港

ハンブルク(Hamburg)

ドイツ最大の港町,ハンブルク。お魚でも食べようとやってきました。

港町とあって,船も公共交通機関として使われているのが印象的でした。せっかくなので船に乗りたいという方,公共交通機関の一日乗車券で乗れる船もあります。

ハンブルク市庁舎

残念ながら,魚市場(Fischmarkt)の開いている日曜日に来られなかったので,レストランで食べることにしました。

魚フライに魚介スープ(なんの魚かはわからなかった)など白身魚のあっさりした料理がとても美味しかったです。

倉庫街

ハンブルクにはコーヒーのお店もいっぱいです。

倉庫街を眺めながらのフランツブレートヒェン(Franzbrötchen:シナモンをつかったデニッシュパン。ぱっと見はつぶれたクロワッサン)をかじるのもまた趣があります。

バウムクーヘンの形をした看板


ちょっと寄り道
ザルツヴェーデル(Salzwedel)

ハンブルクから電車を乗り継いで一時間半強。ザルツヴェーデルはバウムクーヘン発祥の地といわれています。街のいたる所にバウムクーヘンを扱うお店があります。

こちらではバウムクーヘンは薄くそぐようにして切って食べます。日本のバウムクーヘンとは違って,軽くてしっとりというよりはずっしりしていて,じっくり味わうようなお菓子でした。日本のものとは別のおいしさがありました。

バウムクーヘン


お持ち帰りもできますが,保存料などを使用していないため,一週間ほどしかもたないそうです。
(Mai 2019)


ヴッパータール便り2月

ヴッパータール大学に留学している渡邉です。こちらに来て半年が過ぎました。今回は,これから留学を考えている方に参考になるように,情報をまとめてみました。

※変動する場合もありますので,あくまでも "今年度の渡邉の場合" として見ていただけるとありがたいです。

寮の部屋

大学寮
入寮日当日,寮に着くと,担当者から説明を受けたり,書類を受け取ったりしました。ここで受け取る書類の中でも,Wohnungsbestätigung は後の住民登録の際に必要になります。

僕の部屋は,2er-WG(2人での共同)というタイプの部屋でした。キッチンとトイレ,シャワーが共有で,個人の部屋があります。

部屋は家具付きで,ベッド・本棚・洋服だんす・戸棚・机・椅子があります。また,最初ベッドにはマットレスしかありませんが,頼めば枕とカバー1式が借りられます。このシーツ類は1ヶ月に1度,第1水曜日に指定の場所で交換してもらうことができます。

インターネットも有線LANで利用可能です:1mのものを日本から持って行きました。部屋にもよると思いますが大きな机が用意されていたので,短かったです。少し長めのものを持って行かれることをおすすめします。キッチンにはいろいろものが置いてありましたが,基本的には今までの居住者の置き土産です。部屋によって装備は違うようです。

懸垂式モノレール

寮費は1ヶ月276ユーロです(保証金としてはじめに別途250ユーロが必要で,事前に日本から支払います)。

インターネットにつないだ後,在留届を提出しました(在留届についてわからないことがあったら,問い合わせフォームがあるので質問すると丁寧に回答してもらえます)。
口座開設
ドイツで口座(Girokonto,振替口座)を開設することにしました。Stadtsparkasse Wuppertalという銀行で開設しました。事前にインターネットで住所,氏名,パスポート番号などを記入して申し込みをします。

翌日,14日以内に支店に来店するようメールが届き,数日後,支店にて説明を受け,署名をして口座を開設することができました。10日程度で郵送にてカードとPINコードが届きます。

住民登録
ドイツでは,引っ越し後2週間以内に住民登録をしなければいけません。必要だった書類は以下の通りです:
  • パスポート
  • Wohnungsbestätigung(入寮時に受け取ったもの)
今回,ウェルカムウィークのイベントの一つとして,他の留学生たちと一緒に,IST(International Student Team,留学生を支援する学生団体)の学生さんが住民登録課に連れて行ってくれました。

大学のオープニングイベント

自分で住民登録をしに行くためには,予約をとることが必要なので,できるかぎりこういう機会を利用するといいと思います(個人で住民登録する場合,予約は最大4週間前から可能だそう)。

滞在許可
ドイツに3ヶ月を超えて滞在するときは滞在許可が必要になります。今回はブッパータール大学の国際交流課の担当の方がまとめて申請してくださったので,とても簡単に取得することができました。必要だったものは以下の通り:
  • 正確な滞在期間の情報(メールで担当者に回答)
  • パスポート
  • 証明写真(ドイツのパスポート用写真。大きさや写り方等に指定があります)
  • 在学証明書(学務情報システムのようなものから印刷できます)
  • 手数料(56ユーロ)
通常,閉鎖口座の開設や必要書類の準備,担当官庁へのアポイントメント等が必要になります。

ハルツ狭軌鉄道

タンデム
毎週金曜日,ドイツ語・英語・日本語タンデムというものがあります。タンデムといえば2人ペアでやるイメージでしたが,ここではみんなでおしゃべりするという感じでした。日本語初心者が多く,ドイツ語や英語を話す機会が多いため結構勉強になります。

静岡大学に交換留学生として来ていた学生Fくんにも再会しました。
図書館
図書館で本を借りるためには利用カードが必要です。カードを作るためには次のものが必要です:
  • パスポート
  • 学生証
図書館ではパソコンを利用できます。そのためには最初,申請をすることが必要です。インフォメーションにて申請用紙をもらい,先の利用カードにある番号と氏名,生年月日を記入し提出し説明を受けます。コピーや印刷,スキャンも図書館でできます。

コピーをするためにはコピーカードを作ることが必要です。場所によっては小銭でも印刷可能です。コピーカードは図書館9階のコピーカード販売機で購入できます(10ユーロ:デポジット5ユーロ+印刷代5ユーロ分)。

ドイツ料理

授業
授業開始日の前にプレイスメントテストを受けました。穴埋め問題で,テスト時間は1時間程度です。

受講料は300ユーロ。口座番号を聞かれますが,ドイツの口座でなければ引き落としで支払いをすることができません。しかし,ドイツで口座を持っていなくても,その旨を登録の際に申告すれば現金で支払うことができます。

プレイスメントテストの前に,別室で授業登録のようなものがあり,書類に氏名等記入します。その後担当者にその書類をわたして,登録作業をしてもらいます。この際に,先ほどの現金での支払いをしたいということも伝えます。

僕はB1のクラスになりました。使用する教科書は2冊でした。1冊は静大でも使っていたような教科書,もう1冊は文法練習用の問題集で,合計34ユーロ程度でした。

授業では問題を解いたり,あるテーマについてグループで話し合いをしたりしています。しかし,まだ先生の言っていることがよく分からず,話し合いにもあまり参加できていません。ドイツ語コースを受講している他の学生はみんな臆せず,どんな些細なことでも質問していることが印象的です。毎回しっかりと宿題がでます。

(Februar 2019)