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平岡義和 教授
(環境社会学)
社会学の道具箱  社会で起きている様々な現象の意味や仕組みを明らかにするには、きちんとした「社会調査法」を身につけることが大切です。社会調査には、量的調査と質的調査があります。量的調査では、アンケート調査を行い、数値の形で捉えられた結果を考察します。質的調査では、人々にインタビューしたり、現場に出かけていって一緒に過ごしながら観察したりして、数字では捉えきれない複雑で微妙な関係を捉え、解釈します。いずれも、とても面白くワクワクする知的体験となるでしょう。そして、現実の社会問題を考え、解決の糸口を見つけるには、調査の方法を学んでおくことは、あなたの「強み」になります。実際に今、社会調査は、行政による政策立案のための社会問題の把握、企業による消費者の動向の把握、福祉事業展開のための利用者調査など、社会のいろいろなところで活用されています。そのような将来に備えるためにも、社会学コースでは、「社会調査士」の資格を取得するプログラムを展開しています。「社会調査士」とは、社会調査に関する専門知識と技能を身につけた人に対して認定される新しい資格です。社会学の道具箱、一緒に開けてみませんか。

谷川雄亮さん (中央)
(社会学コース4年)
「常識」からの脱却
  社会学では、社会に関することならどんなことでも研究対象となり得ます。しかし、そこで常に大事になってくることは、知識ではなくむしろ物事の捉え方です。既存の見方に疑問を持ち、相対化することによって「常識」は簡単に打ち砕かれます。私自身も以前は、社会で生じていることについて違和感を持ちながらもなんとなく受け入れていましたが、社会学を学ぶことで、いかに自分が盲目的であったかということを痛感させられました。世の中で起こっていることをただ受け入れるのではなく、そうした事柄に積極的に関わっていきたいという人にはお勧めの学問です。

教員の主な専門分野及び研究テーマ
舩橋惠子 教授 (家族社会学)
産育の社会的サポートシステム、家族関係、およびジェンダーの問題を、日本・北欧・フランスを中心に、比較社会学的に研究。
平岡義和 教授 (環境社会学)
日本とアジアの環境問題を世界システムという観点から比較研究。日本では、熊本水俣病事件に焦点を当て、企業、行政、住民それぞれに関して、被害を拡大させた要因について考察を進めている。
南山浩二 助教授 (福祉社会学)
病者・障害者・高齢者・家族にとっての「病い」「障害」「老い」「家族」などの意味やアイデンティティの変容、セルフヘルプグループの組織化の過程についての考察。
荻野達史 助教授 (教育社会学)
教育諸問題に関わる市民活動・運動を研究。活動の社会的条件と、扱われている問題(現在は引きこもり)の社会的背景について合わせて検討している。
竹ノ下弘久 助教授 (社会階層論)
職業や所得などの社会的資源の不平等配分について、民族的マイノリティや産業社会全体における不平等構造に注目して研究を進めている。

 
社会学コース
「社会学方法論演習」の風景(南山浩二助教授)

社会学コース  社会で起きている様々な現象について、多角的に観察し精緻な記録を行うことで、その社会的な要因を分析します。こうした探求能力を養うために、社会学の理論と方法論、そして現実の社会問題(家族、福祉、ジェンダー、環境、エスニシティ、教育など)に関する講義や演習を展開しています。2年生から、演習で報告と討論を繰り返すことでコミュニケーション能力の向上が図られます。また、社会調査士資格プログラムも導入し、確かな社会的情報を産み出す技術をより系統的に習得できる環境を整えています。卒業研究では、学習の総仕上げとして、各人の問題関心にそった現代社会分析に挑戦します。 

「計量社会学」の風景(竹ノ下弘久助教授)


専門教育カリキュラム

4年次 卒業論文、卒業演習
2~4年次 国際社会学、共生の社会学、家族社会学、ジェンダー社会学、教育現象の社会学、福祉社会学、ケアの社会学、環境社会学、社会運動の社会学、社会学演習、社会調査論*、計量社会学*、社会学方法論演習*など
1~2年次 社会学基礎理論
1年次 社会学概論、人間学概論、心理学概論、文化人類学概論、歴史学概論、フィールドワーク基礎演習
(注意)

・*は主な社会調査士科目です。
・社会学科の他コースの科目も選択科目として受講できます。
・人文学部の他学科の科目も自由科目として受講できます。
・青字は社会学科の5コースに共通です。



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