ホーム > 学生の声> 名倉香織さん

学生の声 Students' Voices

「貧しくも優しい国に学んだ日々」

2012年6月から12月までの約7カ月間、私はラオスでインターンシップをしてきました。私は以前からフェアトレードに興味があり、「途上国の人々の生活をこの目で見たい!」という想いがあったからです。

最初の5カ月は首都ビエンチャンのNGOで、スタディツアーのガイド、移動検診への同行、日本語翻訳の仕事などをしました。ビエンチャンで見る物はすべてが新鮮で、食べ物もおいしくて、言葉の壁にぶつかりながらもラオスをエンジョイした期間でした。時間にゆとりもあったので、ラオス各地をよく旅行しました。ラオス語を勉強して一人で旅行するうちに、首都の豊かな人々の生活と、地方の人々の生活に格差があることに気づきました。もっと色々な地域の人々の生活を見たいと感じた私は、ビエンチャンを離れることを決意しました。

最後の2カ月はパクセというラオス南部の都市に滞在し、日本の社会的企業(=社会問題の解決に取り組む企業)で働きました。そこでは、これまでの経験を生かしてスタディツアーの企画・運営を行いました。この企業はものづくりの支援を農村で行い、農村で作られた品々をフェアトレード商品として扱っていたため、何度もフィールドワークを行うことが出来、自分の研究も進めることができました。

ラオスは東南アジアの「最貧国」とよばれる国です。けれども、ラオス人は誰もが笑顔を絶やさず、当初私には、誰も困っていないように見えました。国際協力を行う意味がなかなか見えず悩んでいた中、会社や農村でのフィールドワークは、私にヒントをくれました。そのおかげもあり、インターナショナルな環境のなかで、自分の英語力の無さや仕事量の多さにときには挫けながらも、頑張り抜くことができました。

ラオスは優しさと笑顔があふれる国です。物質面では確かに貧しいといえるかもしれませんが、皆が力強さを秘めています。ラオスの人々に日々刺激され、本当にかけがえのない経験になりました。

(名倉 香織・2009年入学)