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学生の声 Students' Voices

「文化人類学コースでの学びを通じて私が得たこと」

 なんといっても、文化人類学コースの大きな特徴として、3年次の「フィールドワーク実習」があります。フィールドワーク実習は調査地に一週間泊り込み、調査を行います。テーマの設定や事前調査、報告書を仕上げる期間を合わせると1年を超える長丁場ですが、報告書が完成したときは、大きな達成感を感じられました。
 実際にフィールドワークをしてみると、自分の聞きたかったことを上手く聞けなかったり、インフォーマントが見つけられなかったり、大変な事がたくさんあります。しかし、現地に来るまで知ることのできなかった新しい発見や、現地の人との出会い、美味しい食べ物、コースの仲間や先生方と過ごす時間など、楽しみもたくさんあります。

 こうしたフィールドワーク実習や文化人類学コースでの学びを通して、私が成長できたと感じたことが二つあります。
 一つ目は、インタビュー時のマナーや相手の話を聞く力が身についたと思います。授業の中で、インタビュー時のマナーや技術を教わることはできますが、それを実際にフィールドで実践し、ときには失敗から学ぶこともあり、非常に良い経験になりました。
 二つ目は、私たちの周りにある当たり前のことを一歩引いた視点から見ることができるようになったと思います。フィールドワーク実習や卒業論文では、自分でテーマを決め研究を進めていきます。ある地域や社会で起こっていることに注目し、先生に指導してもらい、考えを深めていく中で、文化人類学的なものの見方を身に着けることができた気がします。

 社会人にとって、インタビューのマナーを身に着けることは重要なことです。また、地域や社会で起きていることを文化人類学的な視点から見ることは、他の人にはできないことです。文化人類学コースでの学びを通じて私が得たことは、将来、文化人類学者にならなくとも、私の武器になるのではないかと思います。

(天野 浩二・2012年入学)