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学生の声 Students' Voices

「異文化との触れ合い」

 “異文化”と言ってすぐに思い浮かぶのは外国文化のことでしょう。実際に、価値観や言語、習慣や行動様式など、自分が親しんでいる文化と異なる文化はすべて“異文化”と言えます。すなわち、私たちの周りは異文化であふれています。異文化という言葉は、すでに高校で知りましたが、しかし、初めて「異文化」を実感したのはやはり日本での留学生活です。

 ゴミは分類してから捨てること、ラーメンは音を立てて食べること、年が明けてから初めて神社などに参拝すること等、中国で日本語を学んだ時、日本文化についてのミニ知識は身につけたと思いました。しかし、日本に来て、自分が理解できなくて、驚かされることは実際に多かったです。日本へ来てもうそろそろ四年になります。この四年間の留学体験から感じた異文化に関して、すこし話してみましょう。日本人は冷たい飲み物を飲んだり、刺身のような生の料理を食べたりします。例えば、レストランに行けば、日本人はまず冷たいお茶を飲みます。それに対して、中国ではまず温かいお茶を飲むのは普通です。特に、中国で冬にご飯の前に冷たいお茶を飲むのはおかしいと思います。また、日本人は卵を生で食べています。日本に来たばかりの時、祖母と電話で生卵の話になって、電話の向こうの祖母は急に泣きだしました。「わが孫はかわいそうだろう。生卵しか食べられないなんて~」。その通りに、生のものを食べるなんて中国では想像できません。

 上述に述べた日本の食文化は、まさに日本という国で生まれ育った人々にとって当たり前のことでしょう。しかし、他の地域や国の人々にとってはこのような“常識”が“非常識”だと思われます。国、民族等の異なる集団だけではなく、男性と女性、年配者と若者などの違いによって、考え方や価値観は様々なものがあります。このような考え方や価値観を理解しようとする学問は文化人類学だと思います。文化とは何か、また自文化、異文化はどのように形成されたのか、さらに異文化に対する理解を深めることによって、自文化の発見など、これらはすべて文化人類学という学問で勉強することができると思います。

 私は文化人類学コースで、より多くな考え方や価値観に出会いました。地域社会論という授業で、日本が見た中国社会を知り、自分が知らなかった中国文化を発見しました。人間環境論という授業で、世界のさまざまな食文化を知り、「食」という営みを通して、人間と自然の関係、人間と人間の関係について学ぶことができました。民族文化論という授業で、中国民族問題に対する理解を深めました。さらに、フィールドワークという自習で、様々な方々と出会い、かけがえのない多くの思い出を作りました。

 文化人類学は旅に似ていると思います。旅で様々な人々と出会い、そして自分が知らない新鮮な世界を知ることができます。旅が好きな人、または異文化を理解したい人、是非文化人類学コースに来てみてください。

(高 源・2012年入学)