静岡大学 人文社会科学部 社会学科 人間学コース 文化人類学分野のウェブサイトです
文化人類学@静岡大学Cultural Anthropology at Shizuoka University |
学生の声 Students' Voices
「予想通りにならないおもしろさ」
私は、文化人類学コースの最大の魅力は、フィールドワークを経験できることにあると思っています。フィールドワークとは、文化人類学の主たる研究手法の1つで、調査対象のもとへ足を運び、自らの目で見て、耳で聞いて、肌で触れて得た情報を、記録し、分析することです。
文化人類学コースでは、3年次に「フィールドワーク実習」という授業があります。この授業では、静岡県内のどこかの地域に、1週間泊まり込みで、フィールドワークに行きます。その準備は2年次後期から始まります。調査の方法やマナーを学び、調査地について下調べをした上で、フィールドワークに臨みます。しかし、どれだけ下調べをしていても、フィールドワークへの不安は尽きないものです。初対面の大人を相手にするインタビューは緊張しますし、事前に立てていた予想が外れて、焦燥に駆られることもあります。私自身、そのような事態に陥りました。ですが、今となっては、それこそがフィールドワークの醍醐味であるのではないかと、思っています。むしろ、何の不安もなく、予想通りに進むような調査には面白みがないのではないか、とすら考えるようになりました。不測の事態に動じるのではなく、そこに面白みを見出そうとするような考え方を、フィールドワークを通じて身に着けることができたと思っています。
不測の事態に動じない姿勢は、文化人類学を学ぶ上ではもちろんの事、日々の生活でも役に立つことでしょう。就活の際に、物怖じしなくなったという人もいます。学生としてだけでなく、人間的な成長もさせてくれることが、フィールドワークの、すなわち、文化人類学コースの魅力だと思います。
(召田 将道・2011年入学)