ユカタン半島では、メル・ギブソン監督のマヤ語を用いた映画『アポカリプト』( Apocalypto, 2006)を誰もが話題にしています。ハリウッドが来たこと、そしてマヤ語が間違いだらけだったことが衝撃だったようです。スペイン人は布教のためマヤ語とスペイン語の対訳を作っており、それを基にするなどしてマヤ語は解読されています。現在はマヤ語の学校もあり、スペイン人との混血が進んでいます。しかしマヤ語を用いた地名をつけることは許可されず、メリダの地名が番号のみなのが別の側面を見せています。ユカタン半島のスペイン語は甘くて縮小辞とleísmoを多用していました。
マヤ文明の中心地チチェンに行くため、メリダを起点にします。メリダから様々なエクスカーションができます。全てホテルで案内してくれます。DFからメリダまで飛行機が便利です。ヨーロッパと異なりユカタン半島をバスで移動すると車窓からの風景がひたすら密林で変わり映えしないまま何時間も過ごさなければなりません。ユカタン人類学博物館が郊外に移動しているので要注意。ユカタン半島最大のカテドラルは必見。演劇や舞踏などのイベントも多いので、起点だけにするには勿体ない街でした。
メリダからまず、チチェン・イツァーへ。チャックとククルカンが多く描かれています。ピラミッドは巨大なカレンダーです。
戦闘部族トルテカ人と融合するまでは、チチェン・イツァーでは生贄がなかったそうです。河川がなく、水は貯水槽とセノテ頼りです。生贄が沈んでいるセノテですが、暑いユカタン半島を回って泳ぐと気持ちいいです。
プウク様式のウシュマルやカバーも近いです。チャックを祀っていますが、またチチェンとも異なる趣きです。
コズ・ポープは圧巻。
宿泊には比較文化講読でも扱ったアシエンダを選ぶと、雰囲気を植民地時代の雰囲気を楽しめます。
DFから帰国するために、飛行機が頻発している超観光地カンクンを経由します。ここの言語の階層化は僅かな滞在でも露わです。マヤ語の上にあるスペイン語、その上位言語に英語があります。最大の顧客アメリカ人に支配されている格好です。ムラートは英語を話すなどのエレメントをかき集めて、カスタの上にいるような印象付けに必死でした。それはホテルゾーンのことで、セントロに行くとかなりリーズナブルです。それでもマヤ人と観光客では適応される法が異なるなど強い差別があるようです。スペイン支配下における階層化ですが、それがその支配を離れても解消されず、また解消する気もないことが印象的でした。
ユカタン半島の料理には意外にもチーズが使われます。あとは葉っぱでくるんだ料理がポピュラーです。半島なのに魚嫌いばかりで魚料理がありません。魚のにおいがだめだそうです。カンペチェだけシーフードを食べるそうです。






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