歴史・文化論コース
大野 旭(楊 海英) 教授
北・中央アジアにおける開発と文化変容
社会主義圏における民族誌論演習
北・中央アジアにおけるモンゴル語系諸民族の遊牧制度、イスラーム化と民族集団の形成、国家による定住政策等についての歴史人類学的研究。
歴史・文化論コース
尾崎 賛美 講師
近代ドイツにおける哲学的人間観
近代ドイツ哲学の論理と倫理演習
18世紀ドイツの哲学者であるイマヌエル・カント、ならびにヨハン・G・フィヒテの思想に定位して自我論研究を行っています。具体的には、「〈私〉という概念は何を指し示しているのか」や、「私が存在するとき、それは何が存在することであるのか」といったテーマについて、様々な角度から取り組んでいます。その一方で、こうした近代ドイツという特殊な文脈に立脚した研究が、現代の心や意識をめぐる哲学研究にいかなる仕方で寄与し得るのかという点にも関心をもっており、現在はその接続可能性を模索している最中です。
授業ではカントやフィヒテの入門テクストを取り上げ、300年近く前に生きた彼らの思想が今日でもなお、いかに我々の自己理解に影響を与え続けているかという点について、近代という時代背景を抑えながら学んでいきます。
歴史・文化論コース
斎藤 真希 准教授
宗教と倫理
宗教・哲学演習
日本倫理思想史の立場から、日本の仏教思想の研究を行っています。特に、法然や親鸞をはじめとする中世の浄土思想に関心を持っています。浄土思想には、人間と人間の生を支える究極的な根拠との関係が、人間と阿弥陀仏の関係という形で様々に表現されています。このような浄土思想の研究を通じて、日本思想の中で人間の生がどのように捉えられてきたかを考えています。
歴史・文化論コース
篠原 和大 教授
弥生時代の文化と社会
農耕文化論演習
日本列島の初期の農耕社会に水稲耕作を中心とする農耕がどのような内容をもって組み込まれたかを各地の農耕空間の分析やレプリカ法、登呂遺跡での道具復元や水稲耕作再現などの実験考古学的方法などから研究しています。最近は、列島各地の多様な環境に弥生時代の農耕が成立することに着目し、地域的な環境に適応していった弥生社会の農耕戦略の多様性を説明することをテーマにしています。
歴史・文化論コース
鈴木 実佳 教授
女性と生命
女性と生命文化演習
18世紀のイギリスは現代の私たちの世界の起点であると歴史家が言うように、今の世界への視点も与えてくれる。学際的研究が進んでいて、面白みに満ちている研究分野でもある。その18世紀(それに加えて19世紀も場合によっては対象とする)が残した文学や諸資料を手がかりに、慈善・出産・家庭運営や文化的パトロネッジの場でケアを与える側と受ける側の関係を研究している。授業では、母子関係、助産師(midwife)の役割、慈善活動、家の女主人としての役割など、主に通常女性の活動領域と認識される分野の資料をとりあげる。
歴史・文化論コース
貴田 潔 教授
日本中世の環境と文化
日本中世社会史演習
日本中世史のなかでも地域社会論を専門としています。文献資料の読解とともに、現地調査の成果にもとづき、前近代の村落景観を復原するフィールドワークの方法論を模索しています。
歴史・文化論コース
戸部 健 教授
近現代中国の社会と文化
中国近現代史演習
中国近代史、特に都市の社会史について研究している。テーマは、大きく分けて以下の2つ。①教育と社会の関係:19世紀後半以降、中国でも近代教育の導入が始まるが、そのことが中国社会に良い意味でも悪い意味でもどのような影響を与えたのか。貧しい人々に対する教育や就学督促などのあり方に焦点を当てて研究している。②医療と社会の関係:19世紀以降の東アジアにおける伝染病の流行や西洋近代医学の導入が中国社会にどのような影響を与えたのか、伝統医学や民衆文化の立場から検討している。
そのほか、地域貢献との関係で近現代の茶の交易史にも関心をもっている。
歴史・文化論コース
長沼 さやか 教授
東アジア地域社会論
東アジア地域社会論演習
専門は文化人類学、中国地域研究。中国南部の広東省珠江デルタをフィールドに、かつて船などに住み、漁業や農業労働をしながら移動生活をしていた「水上人」(または、蛋家、水上居民)と呼ばれる人々を対象に、エスニシティ、家族、親族、祖先祭祀、移動と定住、移民(華僑、僑郷)などをテーマに研究をしてきました。また、その際に漁業についても調査をしていた関係で、最近では台湾東海岸の宜蘭県を訪れ、そこに暮らす人々が海からもたらされる様々な資源をいかに利用・消費しているのかについて調査しています。
歴史・文化論コース
藤井 真生 教授
中世ヨーロッパの文化と社会
中世ヨーロッパ史演習
中世ヨーロッパにおける民族や共同体、その核となる言語意識や聖人崇敬の研究から出発し、現在は宮廷儀礼や図像資料に手を広げています。扱う史料は年代記や聖人伝などのような叙述史料から、君主や貴族、修道院が発給した証書史料までさまざまです。おもな研究対象地域は東中欧のチェコですが、ドイツやポーランド、ハンガリーにも関心があります。研究指導は古代ローマ史から近代中欧史まで、中世史に限定せずにおこなうことができます。また教員の専修免許状を取得する院生と一緒に、世界史の教科書や資料集でよく使われている『ザクセンシュピーゲル』や、中世の「観る聖書」である『ヴェリスラフ聖書』の図像解読などもおこなっています。
歴史・文化論コース
彭 宇潔 准教授
文化と自然論
人間環境論演習
人と環境の関係や人々の環境に対する認識について、主にアフリカコンゴ盆地熱帯雨林の住民たちを対象に研究しています。タトゥー文化や狩猟採集漁労、移住などは彼らの生きる環境にどのように影響されているのかを調べています。主な研究手法は生態人類学とコミュニケーション研究です。現在の関心は、①雰囲気:歩く実践における環境知覚と集団での意思決定のプロセスに関するコミュニケーション研究と、②タトゥーや身体運動などの時の身体感覚・情動の共有および青少年の感覚・感情の発達に関する身体研究です。
歴史・文化論コース
松本 和明 教授
日本近世の法と社会
日本近世史演習
日本近世史における寺社支配の研究を行っています。各地の寺社領(朱印地)をフィールドとして、①寺社領主としての寺社、という視点から、支配の仕組み・あり方や寺社を核とした地域社会の実態について分析を行い、近世における領主としての普遍性と、寺社領主としての特殊性の究明を試みています。また、②①のような寺社も含め、寺社に対して幕府・藩がどのような支配を行っていたのか、という、幕藩領主による寺社支配の視点から、近世における支配の特質を明らかにしようとしています。
歴史・文化論コース
山岡 拓也 教授
旧石器時代の文化と社会
先史文化論演習
これまで、主に、旧石器時代を対象に研究を行ってきました。旧石器時代の中でも、特に、後期旧石器時代初頭という時期に興味を持って研究に取り組んでいます。それは今からおよそ4万年前にあたり、アフリカ大陸で誕生していた我々の直接の祖先である解剖学的現代人(新人)が世界中へと拡散した時期として知られています。その一部は、アフリカ大陸から遠く離れた日本列島にも到達していました。残された物資資料を手がかりとして、日本列島に最初に定着した解剖学的現代人が、どの程度の技術的な能力を持っていたのか研究しています。解剖学的現代人の出現と拡散に関する研究は世界各地で進められており、その中で、日本列島での研究成果が持つ意味についても考えています。
歴史・文化論コース
山本 達也 教授
多文化社会論
多文化社会論演習
インドやネパールに暮らすチベット難民、特に若年層のチベット難民の活動について調査しています。彼らを難民たらしめる国際政治と日常生活の重なりあい、またそこに芽生える人々の想像力に着目し、ナショナリズムだけに回収されない他者共生のあり方を考察することを研究課題としています。具体的には、伝統芸能やポピュラー音楽などを通じた若者たちの実践や、カターと呼ばれる祝布の取り扱いに着目することで、ともすれば国際政治とナショナリズムの視点から語られがちな難民社会のダイナミズムを、芸能や宗教実践に関する若者たちの活動から捉えることを目指しています。
歴史・文化論コース
矢野 涼子 准教授
近現代オセアニアの社会と文化
19-20世紀の太平洋諸島史(特に、サモアとハワイ)を専門としています。イギリス、アメリカ、ドイツといった欧米列強が太平洋に進出してくる過程で、植民地とされた太平洋諸島の人々が支配者に対しどんな反応を示し、要求を突きつけたかという支配者と被支配者の関係と、サモアとハワイ、サモアとトンガといった被支配者間の協力関係を明らかにすることにより、太平洋をめぐる海洋ネットワークを描き出すことを近年の目標としています。研究指導は、近代から現代までの欧米諸国とその植民地といった幅広い範囲を扱っています。生成AIが描く歴史や近現代まで語り継がれる神話など、史実ではないことを含む歴史の語りを今日の歴史学にどう活用できるかなど、地域研究の観点からも研究を示していきたいと考えています。
言語文化論コース
大薗 正彦 教授
現代ドイツ語文法論・意味論研究
現代ドイツ語学演習
現代ドイツ語を対象として、ドイツ語とはどのような言語なのか、他の言語とどう似ていてどう異なっているのか、そしてそれはなぜなのか、ということに関心を持って研究を行っています。言語から見えてくる人間の認知や文化のあり方にも思いを馳せつつ、同時に研究成果の教育への応用も重要であると考えています。
言語文化論コース
大槻 知世 講師
日本語諸方言記述研究
日本語諸方言記述研究演習
専門は方言学です。ひとがどのように世界を捉え、体験し、表現するのかに関心があり、表現手段としての言語の多様性や、言語に垣間見える世界観に惹かれています。日本語の方言の文法を中心に、形態や統語の変化、その背景にある認知や社会のあり方を探っています。文法書や辞書、テキストの背景には、話者たちの喜怒哀楽や心のやり取りがあり、想像力をもって読めば、ことばが生き生きと使われる様子が伝わってきます。ことばの背後にある日常的感覚や人間的感情は、言語や地域、時代を超えても、少なからず理解できる部分もあります。授業では、言語の個別性と普遍性の両面に目を向けつつ、現象の背後のしくみを探る視点を大切にしています。
言語文化論コース
大原 志麻 教授
スペイン文化研究
ヨーロッパ比較文化史演習
専攻はスペイン史・ヨーロッパ中世史で、西洋世界を中心とした比較文化史を扱っている。ヨーロッパ世界のコンテクストを基層とした、ジェンダーや聖地巡礼、歴史と文化のアダプテーションや表象、宮廷文化、食文化のアイデンティティや各国意識などを文献史料や図像資料、映像資料を用いて理解していく。
言語文化論コース
大村 光弘 教授
言語変化と言語理論
現代英語学演習
専攻は英語学ですが、英語と日本語を対象に言語理論に基づく共時的アプローチと通時的アプローチを試みることで、縦横に応用可能な普遍的知見を得ることに努めています。一方で、言語個別的側面に着目し、両言語の対照分析を試みることもあります。授業では、現代を代表する言語理論の紹介や、実際の言語現象への応用を扱います。
言語文化論コース
柯 明 准教授
中国古典文学研究
中国古典文学演習
中国古典詩および江戸期の漢詩を中心に、中国文学と日本文学の交流・受容の問題を研究しています。とりわけ、唐詩をはじめとする中国古典詩が日本においてどのように読まれ、解釈され、江戸漢詩としてどのような創造的展開を遂げたのかに関心を持っています。また、女性による漢詩や女性文学にも注目し、従来あまり顧みられてこなかった女性の文学活動を通して、近世東アジアの文学文化を多面的に捉えることを目指しています。中国と日本という二つの文学伝統を比較的視点から読み直すことで、東アジア漢文学圏における文化交流のダイナミズムを捉えたいと考えています。授業では、漢詩の精読を通して言葉の表現や作品の背景を丁寧に読み解き、文学作品を広い文化的文脈の中で理解することを大切にしています。
言語文化論コース
桑島 道夫 教授
中国近現代文芸思潮研究
中国近現代文学演習
専攻は中国近現代文学、日中比較文学文化です。中国近代の作
家と日本近代文学とは非常に深い関わりがあるのですが、中国近代文学と日本の文学的制度がどのように交わったのかといった問題に関心を持って研究してきました。また中国現代文学の翻訳も手がけています。
言語文化論コース
小二田 誠二 教授
日本近世言語文化研究
日本近世メディア演習
専攻は日本近世文学ですが、扱う教材は、一般的な文学史に登場するような作者・作品ばかりでなく、むしろ、歴史・風俗資料が中心です。江戸時代を中心に、口承・書写・出版といったメディアの変化や、商業資本の発達が、歴史記述や文芸のあり方とどのように関わるか、ということについて考えています。こうした問題は、江戸を論じつつ現代につながってくるので、現代のメディアにも関心を持っています。
言語文化論コース
小町 将之 教授
英語構造論演習
生成統語論
生成文法理論、特に極小主義の枠組みに基づいて、人間言語に共通する性質を明らかにし、言語に固有の原理を最小限にできる説明の道筋を探究しています。英語・日本語をはじめ、諸言語からのデータを収集しながら精査するほか、言語を含む認知システムの働きを明らかにするように努めています。
言語文化論コース
サラングル・マエリース 講師
生成音韻論研究
音韻論演習
理論言語学および外国語教育を専門にしています。理論言語学の分野では、音韻論と形態論のインターフェースに興味を持って、複合語の音韻変化を最適性理論で分析しています。外国語教育の分野では、自然言語処理の技術を用いて、リーディングテストの複雑さを数値化する方法を探究したり、人間が書いた文章と生成AIで作られた文章の違いを調査したりしています。
言語文化論コース
辻 佐保子 准教授
アメリカ合衆国の芸術と文化
アメリカ文学とメディア演習
アメリカ演劇・アメリカ文化を専門としています。特に、アメリカン・ミュージカルの劇作法の変遷を、同時期に興隆した映画・ラジオ・テレビとの関係から研究しています。また、「歌う」という行為の機能に着目した批評を、アメリカ合衆国に限らない地域、ミュージカルに限らない表現形式を対象に執筆しています。研究指導では、演劇を中心とするアメリカ文化やアメリカ史だけでなく、ヨーロッパ演劇やパフォーマンスの歴史についても対象とし、台本や映像資料の精読を行います。
言語文化論コース
張 盛開 教授
中国語学基礎論
中国史学演習
中国語学を専門とし、漢語方言の記述および類型的研究に取り組んでいます。特に、方言を用いた伝承文芸の採集・保存に力を注ぎ、地域文化の継承に貢献しています。標準語やメディアの普及によって消えゆく漢語方言の記録とデータ保存の加速が現在の最大の関心事です。
現地調査を通じて精密な言語資料を収集・分析し、方言の多様性を記録し後世に伝えることを目指しています。学術研究と実践を融合させ、言語と文化の関係を深く理解することに努めています。
言語文化論コース
南 富鎭 教授
日韓比較文化論
日韓比較文学論演習
日本と韓国の文学・文化的な状況を総合関連の中で考察しています。現在、授業は主に三つの柱で展開しています。①日本近代文学と朝鮮との関連、②日韓の神話論、③日本近代文学と地域などです。
実際の授業は、学生の興味に合わせて複合的に展開します。
言語文化論コース
花方 寿行 教授
スペイン・ラテンアメリカ文化研究
比較文化史演習
スペイン・ラテンアメリカの文学・文化研究が専門。特に重点を置いているのは、十九世紀、スペインから独立して国の体制を確立する過程にあったラテンアメリカでの、ナショナル・アイデンティティーと文学・文化の関係。さらにそれと重なる形で、異民族間恋愛の表象とその政治的意味や、スペイン支配時代の植民地体制と独立後の近代化(の困難)、あるいは近現代における幻想文学と現実を幻想的なものとして描き出そうとするラテンアメリカのいわゆる魔術的リアリズムを扱っている。さらにはスペイン語圏に限定されず、映画と文学の関係なども研究対象にしている。
言語文化論コース
原 瑠璃彦 准教授
日本表象文化史研究
日本表象文化史演習
表象文化論という学問分野・研究手法をもとに、日本の庭園や能・狂言をはじめとする日本文化における種々の「表象」の研究を行っています。たとえば博士論文では、「洲浜」という静岡の三保の松原のような「白砂青松」の海辺の表象が、日本においてどのように生成・発展を遂げたかを総合的に追っています。私が担当する授業では、この手法を基本としつつ、毎年、種々のテーマを据え――たとえば「島」「白」「かげ」等々――日本におけるさまざまな時代・ジャンルのテキストを精読し、それぞれの表象の分野横断的研究を実践しています。
言語文化論コース
堀 博文 教授
北米インディアン諸語研究
言語類型論演習
カナダのブリティッシュ・コロンビア州のハイダ・グワーイなどで話されるハイダ語という先住民の言語を対象に、ごく少数の高齢者しか話せないという厳しい状況の中、現地に赴いて文法記述の研究をしています。また、ヨーロッパ人が来る以前、ハイダ語が話される北西海岸地域において先住民諸言語を話す集団がどのように関わり合っていたのかという先史時代の問題にも関心をもっています。授業では、そうした多様な北米先住民諸言語について触れるとともに、言語類型論の立場から様々な言語現象をどのように捉えるかを考察します。
言語文化論コース
堀江 秀史 教授
近現代日本の文学とメディア
比較文学におけるクロスジャンル論という観点から、諸芸術全般を総合的に見渡す理論を構築することを目標に研究しています。とりわけ、総合芸術としての映画、演劇に興味があり、それらと言葉が交錯する場としての戯曲、シナリオ、脚本を読み進める授業を展開しています。主な対象は近代以降の日本で、より中心的なのは戦後日本の映画、演劇ですが、海外からの日本への影響についても興味を持っています。戯曲ないしはシナリオを、文学の側から読んだ場合と、映画・演劇の側から読んだ場合とでは、何がどのように異なるのか、時代的背景も踏まえながら考えています。
言語文化論コース
森本 隆子 准教授
日本近代文化テクスト研究
ジェンダーの日本近代文学演習
専門は日本近現代文学で、主な研究対象は夏目漱石、島崎藤村を中心とした明治文学、また現代文学では村上春樹などを扱っています。長く〈文明批評〉としても親しまれてきたこれらの作品を、時代を呼吸しながら生成され、それがまたメッセージとなって時代へ送り返されてゆくーー歴史という大きなテクストと交響する小さなテクストとして、テクスト論の見地から捉え直しています。現代文芸批評理論、ジェンダーの視点などを活用したアプローチを試みています。そのような研究テーマの1つが、18〜19世紀の欧州を席巻した「Sublime-Picturesque」美学が明治文学を中心に広範にわたって日本文学へ及ぼした影響とその受容の諸相です。
言語文化論コース
安永 愛 教授
フランス近現代の芸術と文化
20世紀フランス文学演習
関心領域は19世紀から20世紀にかけてのフランスの文学・思想・芸術で、これまで、ポール・ヴァレリー、ロラン・バルト、ミラン・クンデラ、パトリック・モディアノといった表現者たちについて論文を書いてきました。2023年4月に「静岡大学ピアノとウェルビーイング研究所」を立ち上げたのを期に、ピアノをこよなく愛し哲学と音楽の領域で著作を残したウラディーミル・ジャンケレヴィッチ(1903-1985)の研究に踏み出しました。ユダヤ人としての過酷な人生と重ね合わせつつ、彼のフォーレ論、ラヴェル論、ドビュッシー論、モンポウ論などを読み解いていくのが目下の課題です。研究指導では、学生自身の興味関心に寄り添いつつ助言は惜しみません。
