投稿者: hibun

ハドリアヌスの城壁(2013年イギリス事情)

ローマ化=文明化であるという視点からすれば、かつてはハドリアヌスの城壁までがヨーロッパ文化圏。ローズマリー・サトクリフの児童文学にもそれは現れ、映画『第九軍団のワシ』(The Eagle、2011)では、城壁の向こうには異形のアザラシ族が住んでいるという設定。また映画『ドゥームズデイ』(Doomsday, 2008)では、サッチャーウイルスが入って来ないようにスコットランドを城壁で封鎖するという、最近のスコットランド住民投票や歴史的背景を知っているとさらに面白い、文化的な表象となっているハドリアヌスの城壁はずっと行ってみたかったところです。実際に行くとここがボーダーである理由が体感できます。現在はハイキングに最適で、素敵なB&Bが点在する観光地です。ただサンティアゴの道のように整備されておらず、kmの感覚で歩くと命取りに。私は途中で遭難しかかっていたところを親切なイギリス人夫婦に救出されましたが… ヤードは全然違います。日帰りの場合は欲張らずに取捨選択して下さい。

私はボーダータウンのカーライルを起点に、ヘクサムに抜けました。

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テルマエロマエ

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ウィーンなど(2012年東欧事情)

学生がウィーン万博や、シェーンブルン宮殿内の日本庭園についての研究をしていたので、気にはなっていたドイツ・ハプスブルク。南欧を専門としている人間にはドイツ語圏や東欧というのは心情的に遠く、言語もわからないので、ざざっと「いつかじっくり訪れる日」のために、下見のつもりで雑に回ってきました。南欧に行き慣れていると、東欧は日本からかなり近いように感じます。初めて行ったオーストリアは都市計画、自然保護の意識が高く、全体の景観が見事に保たれていたことが一番印象的でした。

シェーンブルン宮殿。

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メルク修道院。ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』のモデルとなっています。『薔薇の名前』は『ダヴィンチ・コード』の導入にも出てきます。リチャード獅子心王が幽閉されていたデュルンシュタインが近くだったので寄ってきました。リースリンクが最高でした。

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チェスキー・クルムロフ。コルナのレートはここが一番よかった。スリがやたらといるので注意して下さい。

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白装束の貴婦人の幽霊が出るというお城。こういうのは苦手なので、そそくさと退散しました。

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カフカの仕事部屋のある黄金の小道。静大の研究室よりかなり小さいです。

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旧市街庁舎の仕掛け時計。骸骨を見逃さないように…

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30年戦争のきっかけとなったとされるプラハ窓外投擲事件のあったプラハ城の中にある聖ヴィート大聖堂。

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ハンガリーのカトリック総本山エステルゴムの大聖堂。

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ブタペストの夜景

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オーストリア⁼ハンガリー二重帝国の皇后シシィが通ったジェルボー。

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スロヴァキア。静大はコメニウス大学と協定を結んでいて、比較からも長期留学で学んでいます。

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さてここからが本題です。うさぎの好きな人はイースターに東欧を訪れるのがお勧めです。東方信仰からうさぎが大事にされており、この時期のウィーンはうさぎ穴です。

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ソウル(2011年韓国事情)

富士山静岡空港から国内感覚で行けるお隣の国・韓国。仁川上陸作戦の仁川空港付近を上空から見ると、海が黄色く日本とはかなり異なる風景です。

まずは景徳宮や景福宮そして宗廟へ。

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宗廟(イ・サンの墓) (3) (640x480)

思悼世子が米櫃に入れられた広場。

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民俗も見逃せません。

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世界遺産の城塞華城。

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正祖が執務をしていました。

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世宗大学に合同ゼミで行った際にとても素敵なお店に連れて行って頂きました。反日などと言われていますが、韓国でセルフの店で困っていたり、道に迷ったりした時、とても暖かく接して頂きました。

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ウォン安だった時期なので、学生にご馳走してもあまり懐が痛まなかったのですが、皆韓国料理が美味し過ぎて「食べれば食べるほどお腹が空く~」と旺盛な食欲を見せていました。私が本場で新作韓流ドラマを貪り見ている間に学生たちは猫カフェめぐりをしたり、聞き込みをしたりと着々と研究を進めていました…

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鳩山由紀夫と幸夫人行きつけの焼肉屋 (1) (640x480)

慶北大学に長期留学していた比較の学生に随分助けられ、タクシーに乗ったり汗蒸幕で眠ったりと色々体験できましたが、言語がわからないと行動範囲や理解が狭いままです。今度はもっと広範囲に動くことができればと思います。

ローマ(2012年イタリア事情)

ヨーロッパ文化の基底にあるローマ帝国の遺産は、必ず見ておくべきものの一つです。日本からアリタリア航空の直行便が出ていて、行くのはとても楽です。テルミニ駅の近くに宿を取ると、空港へのアクセスも楽で、あらゆる方面に出ているバスに気軽に乗ることができ、食事もしやすいです。

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カトリックの総本山バチカンは、一目でどれ程の富と権力があるのかが目の当りにできます。

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ただ夏季休暇中のローマは鉄の8月と呼ばれる気候的に最悪の時期。皆ビーチに出ていて、人気店はことごとく閉まっています。あっという間に体調を崩してしまいました。保険会社はホテルの近くに提携病院があるところにすると、お金なしに対応してくれるので、具合が悪くなった時にとても助かります。ヒョウ柄のピンクのワンピースを着た女医さんが診察してくれ、急性胃腸炎とのこと。ゲーターレード(久しぶりに聞いた)を飲むことと炙り肉を食べることを勧められました。日本ではお粥なのに… でも言うことを聞いたら程なく回復しました。郷に入らば郷に従えです。

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薬が飲みにくい… ローマの子供はどうしているのか不思議になりました。

アルカラ・デ・エナーレス(2012年スペイン留学事情)

静大の協定校アルカラ大学のある、アルカラ・デ・エナーレスです。世界遺産の街です。マドリッドから電車で25分と便利な場所にありますが、喧噪から離れ治安のいい留学するのに理想的な街です。

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静大ほどではありませんが緑も豊かです。

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静大生の留学生活をのぞきに行きました。静大生はスペイン語にも生活にも慣れるのが一番早いと褒められました。

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アルカラ・デ・エナーレスはセルバンテス生誕の地としても有名です。セルバンテスの家や広場の風車の冒険が描かれたセルバンテス像があります。
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余談ですが私が客員研究員として2015年度研究する学部と宿舎です。

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マドリッド(2012年スペイン事情)

首都マドリッドはスペインの玄関口なので、必ず滞在するところです。もう何十回いたのかわからないので、何がおすすめかもピンと来ません。プラド美術館、ソフィア王妃芸術センター、考古学博物館、ディッセン・ボルミネッサ美術館、国立図書館、サンティアゴ・ベルナベウでサッカー観戦etc., やること見ることは山のようにあります。

かつてコロンブス広場は空港バスが停まり、必ず通るところでしたが、現在はメトロが空港まで来ているので、あまり寄ることもなくなりました。

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芸術や文化を愉しんだ後は、マドリッドはとにかく物価が高いので、速やかに地方都市に逃げ込みたくなります。

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スペインは近年の酷暑のため、昼間は外出ができません。自ずと夜が活動時間になります。

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サン・ミゲル市場ができたのはありがたい。ここで典型的なスペインのピンチョスを隈なく体験することができます。

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PSOE結党のバル。

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パンプローナ(2012年スペイン事情)

外向きにはヘミングウェイの『日はまた昇る』の舞台であり、日本では牛追い祭りで有名なパンプローナ。サンティアゴ巡礼路のフランス門があるところでも知られています。

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内向きには、エブルー朝にアイデンティティーを求め、ナバラにはシャルル高貴王の像や他のエブルー朝の人物にゆかりの地名が多くあります。

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フランスと国境を接し、メトロポリタンなサンティアゴ巡礼路が通っていることから、文化水準が高く、文書館も本屋も宝の山です。

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パンプローナに来たら、ぜひオリテに寄って下さい。バスが頻発していて行きやすいです。王宮が見もので、スペインにはない、フランスの自然をモチーフにした装飾が印象的です。

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村おこしでローマ時代の発掘調査と展示が盛んですが、あまりローマ化が進んでいないので、がっかりなものしかないのもまた一興。

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フランスとスペインのいいとこ取りのナバラは美食の都。どこで何を食べても驚きのおいしさです。人が沢山入っているところならば、バルでもレストランでも間違いありません。

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ソリア(2012年スペイン事情)

最早、『地球の歩き方』にも載っていないソリア。「何しに来たの?」と現地の方に不思議がられます。基本的にすることのない、時間が止まったような街です。

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とはいえここは98年世代というスペインの文学運動における主要人物の一人、アントニオ・マチャードが教師をしていたことで知られます。いたる所にマチャードのゆかりの場所の説明や像がありました。静大の図書館にもマチャードの詩は所蔵されています。

ヌマンシア博物館。誰もおらず、許可を得て、写真撮り放題、触り放題で堪能できました。

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ガイドブックの情報がない場合は、タクシーの運転手さんに美味しいお店を聞け、は日本もスペインも共通するところ。教えてもらったお店が素晴らしくて、滞在中通い詰めました。

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バリャドリッド(2011年スペイン事情)

昔は、マドリッドからバスで2時間半かかりましたが、現在はAVEが通り、ローマの水道橋で有名なセゴビア経由で1時間弱で着く、便利な場所となりました。

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博士号をとるまでの通算5年以上お世話になったバリャドリッド大学です。私が在籍していた時は、街の中心の古いキャンパスが哲文学部で雰囲気がありました。

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現在は郊外、といっても歩いて15分ぐらいのところの新しい校舎を使っています。

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ルームシェア募集の掲示。どの大学にもあります。スペインのアパートは生活用品が備え付けてあるので、気が楽です。日本より寮も充実しています。

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博士論文の指導教員、マリア・イサベル・デル・バル・バルディビエソ先生と。女性初のレアルアカデミア(歴史)の会員で、副学長を長くされていました。

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ボナチア先生とフアン・カルロス先生にもとてもお世話になりました。

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ファサードが壮観なサン・パブロ教会。すぐ傍にフェリペ2世が誕生したピメンテル宮殿があります。

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バリャドリッド滞在時に、ホセ・トマスのsol y sombraのチケットがとれたのは最高に運がよかったです。闘牛を見るとき、solは地獄です。必ずsombraかせめてsol y sombraにしましょう。

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またこの時期、タパスのフェリアがやっていてそれぞれのバルが様々な趣向を凝らして提供してくれました。長く住んでいたので美味しいお店をたくさん知っています。関心のある人は尋ねて下さい。

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肉食系女子にはたまらない、お肉の美味しいカスティーリャ地方のレストランでlechazoを食べていたら、スペインの雑誌で肉食系として名をはせているフランコ将軍の孫娘も食事をしていました。

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ポンフェラーダ(2011年スペイン事情)

2014年度に続き2015年度の比較文化基礎論では、騎士道物語を扱いますが、ポンフェラーダは、テンプル騎士団の街です。

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またサンティアゴの道の途上、イベリア半島最高峰にも近い街です。

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ガリシアとアストゥリアスにほど近いため、プルポ・ア・ラ・ガジェガやシードルが美味しいです。

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ローマ時代現地住民を総動員し、瞬く間にローマに鉄鉱が運び出されてしまったラス・メドゥラスも近いです。

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