心理学コース 履修モデル

心理学コースに進んだHくんの履修モデル

将来は大学院に進学して、臨床心理士の資格取得をめざそうと考えている。学部では認定心理士の資格を取得する。

学年 全学共通科目 人文社会科学部専門科目
1年前期 英語
英語
新入生セミナー
情報処理
キャリアデザイン
健康体育
初修外国語
初修外国語
人間学概論
社会学概論
心理学概論
文化人類学概論
歴史学概論
概論は全部とることが推奨される。
コース選択の重要な手がかりだ。
情報処理と新入生セミナーも履修することになっている。
初修外国語は何を選んでもよいようだ。
1年夏休み 統計・データ解析 I 社会調査士関連の科目だが、心理進学の人にも必須。
1年後期 英語
英語
初修外国語
初修外国語
個別分野科目
学部共通専門科目
フィールドワーク基礎演習
哲学概論
社会調査入門
社会心理学概論
臨床心理学概論
社会調査士関連の科目だが、心理進学の人にも必須。
個別分野科目は日本国憲法か理系の教養科目をとる。抽選だ。
個別分野科目で心理学と関連の深い生物学を選んだ。
文系の教養科目は学部共通専門科目から選ぶ。こちらも抽選。
心理学進学を検討する人は後期の2つの概論は必須。
2年前期 英語
英語
個別分野科目
学部共通専門科目
公認心理師の職責
関係行政論
社会・集団・家族心理学
感情・人格心理学
発達臨床心理学(福祉心理学Ⅰ)
障害児心理学(障害者・障害児心理学Ⅱ)
教育・学校心理学
心理学研究法Ⅰ
心理学の専門科目の履修が多くなる。
「公認心理師の職責」「関係行政論」など資格関係の科目も履修する。
心理学コースでは、研究法の実習がコア科目になる。
実習では週に2回あつまって、班学習で研究法についての実習をする。
2年夏休み 心理学研究法Ⅰ
知覚・認知心理学
他大学の先生が夏休みに4日間の集中講義にくる。
2年後期 個別分野科目
人体の構造と機能及び疾病(学際科目)
学部共通専門科目
神経・生理心理学
異常心理学(障害者・障害児心理学Ⅰ)
障害・福祉心理学(福祉心理学Ⅱ)
社会心理学演習Ⅱ
臨床心理学演習Ⅱ
心理学実験
統計・データ解析Ⅱ(心理学統計法Ⅱ)
公認心理師志望の場合、学際科目は「人体の構造と機能及び疾病」が必須。
抽選にもれたら、3年で再チャレンジ。代わりに地域志向科目をとる(選必)。
神経・生理心理学は、脳や神経の話が中心。
心理学実験もコア科目。週に2回集まって実習する。
3年前期 地域志向科目(学際科目) 学部共通専門科目
心理的アセスメント
心理学的支援法
産業・組織心理学
研究演習 I (研究指導ゼミ)
心理学研究法Ⅱ
自由科目(他コース発展科目等)
3年になるとほとんどが専門科目。
研究法の実習の内容が本格的なものとなる。
研究指導ゼミが始まる。
自由科目として、他学部や他学科の科目もとれる。
3年夏休み 発達心理学
学習・言語心理学
他大学の先生が夏休みに4日間の集中講義にくる。
3年後期 心理演習
精神疾患とその治療
コミュニティ心理学
健康・医療心理学
社会心理学演習Ⅰ
臨床心理学演習Ⅰ
研究演習 Ⅱ (研究指導ゼミ)
心理学研究法 Ⅲ
自由科目(他コース発展科目等)
心理演習は4年の実習に行く前の公認心理師資格関係科目。
精神医学の授業も公認心理師には必須だ。
研究指導ゼミや演習で自ら発表する機会が増える。
演習では担当と発表。論文と格闘する。
4年前期 心理実習
卒業演習 Ⅰ(研究指導ゼミ)
自由科目(他コース発展科目等)
心理実習では、公認心理師資格要件として学外の現場に実習に行く。
大学院の受験勉強も本格化。仲間と一緒に勉強会。
卒業論文のための調査と実験が生活の一部になる。
4年夏休み 大学院の入試も予定に入り始める。休み明けに入試。
4年後期 卒業演習 Ⅱ (研究指導ゼミ)
卒業論文
大学院は無事合格することが出来た。あとは卒業論文に全力投球。卒業論文は連日深夜まで仲間と一緒にパソコン室で分析と執筆。

1年生前期
ガイダンスでくばられた大量の資料をみながら、大学というところは何をどのように学ぶのかも自分で決めていくのだなと改めて思い知らされる。
でも、社会学科の歓迎会や新入生セミナーに参加して、親身になってくれる先生や友達もいて、何もかも一人というわけではないことも実感できた。
前期は選択必修の概論をとるため(できるだけ全部とるように助言された)、前期では選択の余地はほとんど無い。初修外国語(第二外国語)を何にするかなぁ。
サークルは、授業のほとんど無い木曜の午後に活動するところが多いみたいだ。

1年生後期
心理学に進学する人は社会心理学概論と臨床心理学コースを履修しておく。
社会学科の目玉科目のフィールドワーク基礎演習はおもしろいけど大変。発表会に向けて、下宿に集まったりした。ノートPCが大学のWiFiでネットにつながるのは課題をするとき助かった。
12月には、学生研究発表会で、いろんなコースの先輩たちの発表を聴いた。研究テーマを決めて調べ、その成果をプレゼンするのはどのコースも共通だ。

2年生前期
コース決定面接が4月上旬にあり、先生方と相談しながら最終決定をする。心理学コースに決定。同じコースの仲間が15名程度。先輩に院生がたくさん居る。
実際に授業が始まると、コース決定面接でいわれていたとおり、統計処理や英語論文講読などの実習・演習の科目については、慣れない統計用語や心理学の用語を理解するのが大変。授業時間外に班で集まって準備をすることもあり、先輩やティーチングアシスタントの院生に手伝ってもらいながら課題に取り組む。
サークルとの両立はできるが、ハードなサークルだと両立は体力勝負。
4年生の卒論中間発表会のあとにある懇親会で、一気に先輩や先生たちとの距離が縮まる。勉強、進路など、いろんなことで相談にのってもらえる。

2年生後期
研究法実習や論文講読の勉強が本格化する。心理学コースは、やりがいのあるコースだ。そして、先輩との交流も密で、充実している。3年になると、卒論指導を受ける研究指導ゼミ(指導教員)を選ぶことになる。どのゼミに入るのか、同級生や先輩と話すことが増えてくる。
公認心理師のための演習・実習は履修要件や人数制限がある。万が一希望者が多すぎる場合は、これまでの成績等で選抜されることもあるらしい。

3年生前期
研究指導ゼミが始まる。まだ、自分はテーマ探しの段階だが、4年の先輩が研究指導を受けている様子に、勉強しないといけないことがたくさんあることを実感。
公認心理師の演習には志望者8名全員が参加できることになった。
関心のある他コースの専門科目も履修してみる。とても刺激的で勉強になる。

3年生後期
英語論文などの論文と格闘する演習科目の発表担当がつぎつぎまわってくる。大変だ。
10月には構想発表会。卒論に向けて、とうとう自分もアクションを起こすのだと実感する。

4年生前期
卒論の中間発表会がある。調査方法や分析方法を具体的にプレゼンする必要があるが、検討すべき事項が多くなかなか終わらない。
同じゼミの仲間や、パソコン室や図書室で一緒に課題に取り組んでいるほかのゼミの仲間と、苦労を分かち合いながら過ごす。

4年生後期
後期最初に大学院入試。それが終わると、11月にある卒論中間口頭試問の準備。それまでに、データをまとめて分析のめどをつけないといけない。
口頭試問をパスすると、11月に題目提出。12月中に卒論をいったん書き上げるように言われた。いつもラストスパートの気分だ。
年末までになんとか卒論を形にしたが、年末年始は、指摘された問題点に対して、分析のし直し、書き直しをする。
年明け1月、修正を終えて完成した卒論を提出する。一息つくまもなく、2月にある最終試験、発表会の準備のプレゼン資料の作成に追われる。
卒論発表会の日、晴れ舞台なので、皆服装も気合いが入っている。
進学先も決まり、学部時代最後の春休みで、卒業式までの間羽を伸ばす。就職組の友達と卒業旅行に行くことにした。
卒業式の後は謝恩会。4年間ありがとう御座いました。そして、これから2年間、よろしくお願いいたします。

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